1: 名無しで叶える物語 ハンター[Lv.205][SR武][SSR防][苗](庭) (6段) 2024/06/28(金) 21:04:35.73 ID:K426hdTY0
~猫カフェ~
さやか「先輩達はあと15分ほどで来るみたいなので、先に遊んで待ってましょうか」
沙知「おいでー……おお、いっぱい集まってきた」
綴理「さち、さち」スリスリ
慈「めぐにゃんを可愛がってほしいにゃん」スリスリ
梢「わ、私も撫でて欲しいです」チョンチョン
沙知「かわいいねぃ」ナデナデ
綴理・慈「にゃーん」
梢「に、にゃー」
花帆「センパイ達嬉しそう」
小鈴「流石は沙知大大先輩! あのお三方を手懐けてしまってます」
吟子「うわぁ……」
瑠璃乃「姫芽ちゃん、録画出来てる?」
姫芽「ばっちりです」
前作
四季「かわいい猫」ナデナデ 綴理・璃奈「にゃーん」
前々作
綴理「あ、猫だ。かわいい」ナデナデ 璃奈「にゃーん」
さやか「先輩達はあと15分ほどで来るみたいなので、先に遊んで待ってましょうか」
沙知「おいでー……おお、いっぱい集まってきた」
綴理「さち、さち」スリスリ
慈「めぐにゃんを可愛がってほしいにゃん」スリスリ
梢「わ、私も撫でて欲しいです」チョンチョン
沙知「かわいいねぃ」ナデナデ
綴理・慈「にゃーん」
梢「に、にゃー」
花帆「センパイ達嬉しそう」
小鈴「流石は沙知大大先輩! あのお三方を手懐けてしまってます」
吟子「うわぁ……」
瑠璃乃「姫芽ちゃん、録画出来てる?」
姫芽「ばっちりです」
前作
四季「かわいい猫」ナデナデ 綴理・璃奈「にゃーん」
前々作
綴理「あ、猫だ。かわいい」ナデナデ 璃奈「にゃーん」
2: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:06:43.83 ID:K426hdTY0
~数日前、部室~
沙知「猫カフェ?」
花帆「そうなんですよ。猫カフェをやってるファンの方から招待されたんです」
さやか「10人分ということでこれは沙知先輩を誘うしかないと思いまして」
瑠璃乃「今度沙知パイセンが学校に来るからってめぐちゃんが絶対に連れてくって」
沙知「いいのか? 新入生も入ったことだし、2、3年生と親睦を深める機会だろう」
吟子「親睦なら花帆先輩が無理やり深めてくれたので間に合ってます」
花帆「吟子ちゃん棘があるなぁ」
小鈴「徒町も沙知大大先輩ともっと親睦を深めたいです!」
姫芽「アタシもめぐちゃん先輩の秘話を全部聞くまで死ねませんから」
沙知「それじゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
花帆「やったー! 梢センパイに連絡しなきゃ」
沙知「まあ3年生が丁度いないタイミングで来てしまったし、正直誘ってもらえてすごくうれしかった」
沙知「猫カフェ?」
花帆「そうなんですよ。猫カフェをやってるファンの方から招待されたんです」
さやか「10人分ということでこれは沙知先輩を誘うしかないと思いまして」
瑠璃乃「今度沙知パイセンが学校に来るからってめぐちゃんが絶対に連れてくって」
沙知「いいのか? 新入生も入ったことだし、2、3年生と親睦を深める機会だろう」
吟子「親睦なら花帆先輩が無理やり深めてくれたので間に合ってます」
花帆「吟子ちゃん棘があるなぁ」
小鈴「徒町も沙知大大先輩ともっと親睦を深めたいです!」
姫芽「アタシもめぐちゃん先輩の秘話を全部聞くまで死ねませんから」
沙知「それじゃあお言葉に甘えさせてもらうよ」
花帆「やったー! 梢センパイに連絡しなきゃ」
沙知「まあ3年生が丁度いないタイミングで来てしまったし、正直誘ってもらえてすごくうれしかった」
3: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:09:42.83 ID:K426hdTY0
~さらに数日前~
梢「来週水曜に沙知先輩が学校に来るそうよ」
小鈴「沙知先輩?」
慈「私たちの一つ上、101期の先輩だよ」
さやか「スクールアイドルクラブのために第二音楽堂を作ってくれたすごい方ですよ」
吟子「お話、してみたいな」
綴理「さちに猫ちゃんを見せたい」
花帆「え、猫ってあれですか? 猫になる装置」
綴理「うん。りなとしきが改良してくれて、3人でも出来るようになったって」
慈「ただ沙知先輩に甘えたいだけでしょつづたん」
綴理「うん」
さやか「流石綴理先輩、素直すぎます」
梢「待って、3人ってまさか」
瑠璃乃「そりゃ3年生の皆さんっしょ」
姫芽「めぐちゃん先輩の猫ちゃん!」
慈「梢~恥ずかしいの?」
梢「当たり前でしょう、慈みたいに年中猫を被っていないだから」
慈「え? 被るって何なの? 帽子じゃないんだから」
花帆「あっ……」
梢「来週水曜に沙知先輩が学校に来るそうよ」
小鈴「沙知先輩?」
慈「私たちの一つ上、101期の先輩だよ」
さやか「スクールアイドルクラブのために第二音楽堂を作ってくれたすごい方ですよ」
吟子「お話、してみたいな」
綴理「さちに猫ちゃんを見せたい」
花帆「え、猫ってあれですか? 猫になる装置」
綴理「うん。りなとしきが改良してくれて、3人でも出来るようになったって」
慈「ただ沙知先輩に甘えたいだけでしょつづたん」
綴理「うん」
さやか「流石綴理先輩、素直すぎます」
梢「待って、3人ってまさか」
瑠璃乃「そりゃ3年生の皆さんっしょ」
姫芽「めぐちゃん先輩の猫ちゃん!」
慈「梢~恥ずかしいの?」
梢「当たり前でしょう、慈みたいに年中猫を被っていないだから」
慈「え? 被るって何なの? 帽子じゃないんだから」
花帆「あっ……」
4: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:12:18.54 ID:K426hdTY0
慈「って知っとるわ! 花帆ちゃんその顔何!?」
花帆「いや、なんでもないですよ!」
梢「とにかくやりません。沙知先輩を猫にするならいいけれど」
綴理「それも見たい」
さやか「それは後でやればいいのでは」
梢「大体沙知先輩になんて言って猫になるの?」
慈「そりゃドッキリでしょ」
吟子「部室に猫が入ってきたって感じですか?」
さやか「それで沙知先輩にだけ猫が集まるのは不自然ですね」
姫芽「というかこの前よく騙せましたね……」
慈「まさか人が猫になってるなんて思わないから」
梢「ちょうど沙知先輩が来る日に都合よく猫が乱入なんてしたら怪しむと思うわ」
瑠璃乃「あっそうだ! めぐちゃん、この前来てくれた人猫カフェやってるって言ってたじゃん」
慈「なるほど、じゃあその時に沙知先輩を猫カフェに誘えばいいね」
瑠璃乃「ちょっと頼んでみる!」
小鈴「猫カフェ! 行きたいです!」
梢「沙知先輩を猫カフェに誘うのはいいとして、本当にやるの……?」
花帆「いや、なんでもないですよ!」
梢「とにかくやりません。沙知先輩を猫にするならいいけれど」
綴理「それも見たい」
さやか「それは後でやればいいのでは」
梢「大体沙知先輩になんて言って猫になるの?」
慈「そりゃドッキリでしょ」
吟子「部室に猫が入ってきたって感じですか?」
さやか「それで沙知先輩にだけ猫が集まるのは不自然ですね」
姫芽「というかこの前よく騙せましたね……」
慈「まさか人が猫になってるなんて思わないから」
梢「ちょうど沙知先輩が来る日に都合よく猫が乱入なんてしたら怪しむと思うわ」
瑠璃乃「あっそうだ! めぐちゃん、この前来てくれた人猫カフェやってるって言ってたじゃん」
慈「なるほど、じゃあその時に沙知先輩を猫カフェに誘えばいいね」
瑠璃乃「ちょっと頼んでみる!」
小鈴「猫カフェ! 行きたいです!」
梢「沙知先輩を猫カフェに誘うのはいいとして、本当にやるの……?」
5: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:16:20.31 ID:K426hdTY0
~現在、猫カフェ~
沙知「この子大きいなぁ」ワシャワシャ
綴理「さちが小さい」ゴロゴロ
梢「綴理が大きいのよ」
綴理「にゃぁ」スヤー
沙知「よしよし」ナデナデ
梢「……あの」
慈「沙知せんぱーい♡」グイッ
梢「ちょっと、次は私の番よ」グイッ
慈「順番とかないもーん」
梢「慈!」ガシッ
慈「きゃーやめてー♪」
沙知「これこれ喧嘩するなよ。ははっ、まるで梢と慈だな」
慈「うにゃー!」猫パンチ
梢「うにゃー!」パンチ
璃奈『この改良版の装置は猫同士で声、姿を人間として認識することができる。それと第三者でもオンオフできるスイッチを追加した』
四季『今はお互い声だけ人間で姿は猫に見えるように設定しているみたい』
沙知「この子大きいなぁ」ワシャワシャ
綴理「さちが小さい」ゴロゴロ
梢「綴理が大きいのよ」
綴理「にゃぁ」スヤー
沙知「よしよし」ナデナデ
梢「……あの」
慈「沙知せんぱーい♡」グイッ
梢「ちょっと、次は私の番よ」グイッ
慈「順番とかないもーん」
梢「慈!」ガシッ
慈「きゃーやめてー♪」
沙知「これこれ喧嘩するなよ。ははっ、まるで梢と慈だな」
慈「うにゃー!」猫パンチ
梢「うにゃー!」パンチ
璃奈『この改良版の装置は猫同士で声、姿を人間として認識することができる。それと第三者でもオンオフできるスイッチを追加した』
四季『今はお互い声だけ人間で姿は猫に見えるように設定しているみたい』
6: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:20:22.48 ID:K426hdTY0
慈「わ、悪かったからガチパンチはやめて……」
梢「ご、ごめんなさい慈! 先を譲るわ」
沙知「大丈夫か? よしよし」ナデナデ
慈「あーん沙知先輩♡ 梢がいじめてくるんですー。助けてー♡」
梢「くっ、我慢我慢」
沙知「この子はもふもふだな」モフモフ
綴理「めぐ、もふもふ」モフモフ
慈「あはは、綴理くすぐったい」
梢「本当に腹が立つほどに触り心地がいいわ」モフモフ
沙知「仲直りしろよー」サワサワ
花帆「梢センパイ大丈夫かなぁ」
小鈴「徒町たちも猫ちゃんと遊びましょう」
瑠璃乃「見てるだけなのも変だしね」
梢「ご、ごめんなさい慈! 先を譲るわ」
沙知「大丈夫か? よしよし」ナデナデ
慈「あーん沙知先輩♡ 梢がいじめてくるんですー。助けてー♡」
梢「くっ、我慢我慢」
沙知「この子はもふもふだな」モフモフ
綴理「めぐ、もふもふ」モフモフ
慈「あはは、綴理くすぐったい」
梢「本当に腹が立つほどに触り心地がいいわ」モフモフ
沙知「仲直りしろよー」サワサワ
花帆「梢センパイ大丈夫かなぁ」
小鈴「徒町たちも猫ちゃんと遊びましょう」
瑠璃乃「見てるだけなのも変だしね」
7: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:24:19.40 ID:K426hdTY0
沙知「こっちの子は毛並みがいいな。お嬢様みたいだ」ナデナデ
梢「えへ、えへへ」スリスリ
慈「声聞こえるようにするんじゃなかった」
綴理「こず、嬉しそう」
沙知「この子たちの名前は、えーっと」
瑠璃乃「その大きい子はコトちゃんですね」
綴理「ボクこと」
花帆「そのしゅっとした子がニーナちゃんで、もふもふの子がコナちゃんですね」
沙知「ニーナ、お手」
梢「え、はい」お手
沙知「よしよしよし」スリスリ
梢「これくらい当然です」
慈「そりゃそうでしょ」
沙知「この子が一番頭良さそうだ」
さやか「ぷふっ、そうですね」
慈「にゃー!」ピョン
さやか「うわっ」ドテッ
沙知「どうしたどうした」
梢「えへ、えへへ」スリスリ
慈「声聞こえるようにするんじゃなかった」
綴理「こず、嬉しそう」
沙知「この子たちの名前は、えーっと」
瑠璃乃「その大きい子はコトちゃんですね」
綴理「ボクこと」
花帆「そのしゅっとした子がニーナちゃんで、もふもふの子がコナちゃんですね」
沙知「ニーナ、お手」
梢「え、はい」お手
沙知「よしよしよし」スリスリ
梢「これくらい当然です」
慈「そりゃそうでしょ」
沙知「この子が一番頭良さそうだ」
さやか「ぷふっ、そうですね」
慈「にゃー!」ピョン
さやか「うわっ」ドテッ
沙知「どうしたどうした」
8: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:27:31.89 ID:K426hdTY0
小鈴「うぅ、徒町警戒されてます」
三毛猫「ふしゃー!」
花帆「小鈴ちゃんの方が怖がってるからだよ。落ち着いてれば自然と寄ってくるよ」ナデナデ
黒猫「……」スヤスヤ
瑠璃乃「あ、ちょ、埋もれる」ジタバタ
猫たち「にゃー」
沙知「ははっ、瑠璃乃が見えなくなったぞ」
さやか「みなさん、猫ちゃんのおやつを持ってきました」
沙知「お、ありがとうさやか」
綴理「食べる」チョイチョイ
沙知「コトちゃんは食いしん坊だな。ほれ」
綴理「もぐもぐ。美味しい」
梢「これ、人が食べていいものなのかしら」
さやか「ちなみにこれは人間も食べられるクッキーですよ」
沙知「あとで綴理に食べさせるか」
三毛猫「ふしゃー!」
花帆「小鈴ちゃんの方が怖がってるからだよ。落ち着いてれば自然と寄ってくるよ」ナデナデ
黒猫「……」スヤスヤ
瑠璃乃「あ、ちょ、埋もれる」ジタバタ
猫たち「にゃー」
沙知「ははっ、瑠璃乃が見えなくなったぞ」
さやか「みなさん、猫ちゃんのおやつを持ってきました」
沙知「お、ありがとうさやか」
綴理「食べる」チョイチョイ
沙知「コトちゃんは食いしん坊だな。ほれ」
綴理「もぐもぐ。美味しい」
梢「これ、人が食べていいものなのかしら」
さやか「ちなみにこれは人間も食べられるクッキーですよ」
沙知「あとで綴理に食べさせるか」
9: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:31:06.07 ID:K426hdTY0
花帆「ほらクッキーだよ」
黒猫「……」モグモグ
花帆「かわいい♡」ナデナデ
小鈴「あ、食べた!」ヨシヨシ
三毛猫「にゃん」
沙知「コナ、ニーナ。おいで」
慈「あーん」
梢「……食べられなくはない味ね」
沙知「よしよし。それにしてもやたら懐かれてるな」
さやか「それは沙知先輩の人徳ですよ」
沙知「なんだ? 生徒会長時代の威厳が猫にも通用するのか?」
綴理「にゃーん」モゾモゾ
沙知「スカートが気になるか?」
さやか「あっ」
沙知「猫は狭いところ好きだからな」
梢「沙知先輩……」ムニュ
沙知「おお、よしよし。ニーナはおっぱいが好きかい?」ギュッ
慈(綴理はいいとして梢マジか)
黒猫「……」モグモグ
花帆「かわいい♡」ナデナデ
小鈴「あ、食べた!」ヨシヨシ
三毛猫「にゃん」
沙知「コナ、ニーナ。おいで」
慈「あーん」
梢「……食べられなくはない味ね」
沙知「よしよし。それにしてもやたら懐かれてるな」
さやか「それは沙知先輩の人徳ですよ」
沙知「なんだ? 生徒会長時代の威厳が猫にも通用するのか?」
綴理「にゃーん」モゾモゾ
沙知「スカートが気になるか?」
さやか「あっ」
沙知「猫は狭いところ好きだからな」
梢「沙知先輩……」ムニュ
沙知「おお、よしよし。ニーナはおっぱいが好きかい?」ギュッ
慈(綴理はいいとして梢マジか)
10: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:34:29.63 ID:K426hdTY0
慈(じゃあ私も)
沙知「コナも登ってき――ひゃっ!?」
慈「沙知先輩かーわいい♡」ペロッ
沙知「あ♡ ちょ、やめっ♡」ゾクゾク
綴理「さち、さち」ハムハム
梢「ああ……」ムニュムニュ
慈「もっとかわいい声聞かせて」ペロペロ
沙知「な、なんだ急に! ああっ♡♡」
瑠璃乃「ええ……」(ドン引き)
さやか「こら、やめなさい」ズルズル
綴理「にゃー」ズルズル
姫芽「その辺にしときましょうね~」ヒョイ
慈「楽しかったぁ♡」
梢「……zzz」スヤスヤ
花帆「梢センパイ……」
沙知「あーびっくりした」
沙知「コナも登ってき――ひゃっ!?」
慈「沙知先輩かーわいい♡」ペロッ
沙知「あ♡ ちょ、やめっ♡」ゾクゾク
綴理「さち、さち」ハムハム
梢「ああ……」ムニュムニュ
慈「もっとかわいい声聞かせて」ペロペロ
沙知「な、なんだ急に! ああっ♡♡」
瑠璃乃「ええ……」(ドン引き)
さやか「こら、やめなさい」ズルズル
綴理「にゃー」ズルズル
姫芽「その辺にしときましょうね~」ヒョイ
慈「楽しかったぁ♡」
梢「……zzz」スヤスヤ
花帆「梢センパイ……」
沙知「あーびっくりした」
11: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:38:24.40 ID:K426hdTY0
さやか「大変ですね」
沙知「ああ、まるであいつらを相手してるみたいだ」
慈「猫ちゃんみたいに可愛いってこと?」スリスリ
梢「手がかかるってことよ」
綴理「こずとめぐの相手は大変だと思う」
沙知「でもなぁ」
瑠璃乃「?」
沙知「あいつらここまで私に甘えてくれなかったなぁ」
めぐこずつづ「!」
さやか「そう、だったんですか」
沙知「あんまり一緒にいてあげられなかったのもある。でももっとこう、梢にベタ甘えの花帆みたいなさ」
花帆「あたしそんなに甘えてますか!?」
沙知「素直じゃなかったり遠慮しがちだったり、そういうのは知ってたんだから無理矢理にでも甘えさせればよかった」
瑠璃乃「素直じゃないめぐちゃんが悪い」
沙知「大学に入って久々に後輩の立場になって思ったよ。3人に謝りたいって」
沙知「ああ、まるであいつらを相手してるみたいだ」
慈「猫ちゃんみたいに可愛いってこと?」スリスリ
梢「手がかかるってことよ」
綴理「こずとめぐの相手は大変だと思う」
沙知「でもなぁ」
瑠璃乃「?」
沙知「あいつらここまで私に甘えてくれなかったなぁ」
めぐこずつづ「!」
さやか「そう、だったんですか」
沙知「あんまり一緒にいてあげられなかったのもある。でももっとこう、梢にベタ甘えの花帆みたいなさ」
花帆「あたしそんなに甘えてますか!?」
沙知「素直じゃなかったり遠慮しがちだったり、そういうのは知ってたんだから無理矢理にでも甘えさせればよかった」
瑠璃乃「素直じゃないめぐちゃんが悪い」
沙知「大学に入って久々に後輩の立場になって思ったよ。3人に謝りたいって」
12: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:44:20.92 ID:K426hdTY0
吟子「謝るだなんてそんな」
沙知「あいつらに何かしてあげられることはないかって色々考えてきたんだがな」
花帆「いっぱいあるじゃないですか!」
姫芽「そうですよ~。アタシが入学できたのも沙知先輩のおかげですよ~」
さやか「第二音楽堂だって」
沙知「いや、あの子たちに必要だったのはこういう時間だったんだ」ナデナデ
梢「沙知先輩……」
綴理「……」
沙知「早くあの子たちに会いたいよ」ナデナデ
慈「……ぅぅ」ポロポロ
綴理「ボクも……」ボロボロ
梢「ぐすっ……」ボロボロ
小鈴「あっ」
沙知「な、なんだ!? 一斉に泣き出したぞ、というか猫ってこんな泣くことあるのか!?」アワアワ
花帆「さやかちゃん」
沙知「ちょっと店の人呼んだ方が……」
さやか「先輩、スイッチ切りますよ。いいですね」
ぽちっ
沙知「あいつらに何かしてあげられることはないかって色々考えてきたんだがな」
花帆「いっぱいあるじゃないですか!」
姫芽「そうですよ~。アタシが入学できたのも沙知先輩のおかげですよ~」
さやか「第二音楽堂だって」
沙知「いや、あの子たちに必要だったのはこういう時間だったんだ」ナデナデ
梢「沙知先輩……」
綴理「……」
沙知「早くあの子たちに会いたいよ」ナデナデ
慈「……ぅぅ」ポロポロ
綴理「ボクも……」ボロボロ
梢「ぐすっ……」ボロボロ
小鈴「あっ」
沙知「な、なんだ!? 一斉に泣き出したぞ、というか猫ってこんな泣くことあるのか!?」アワアワ
花帆「さやかちゃん」
沙知「ちょっと店の人呼んだ方が……」
さやか「先輩、スイッチ切りますよ。いいですね」
ぽちっ
13: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:48:24.20 ID:K426hdTY0
沙知「梢!? うわ慈! ってことはこの首に巻き付いてるのは綴理か!?」
梢「……すみません、しばらくこのままお願いします」シクシク
沙知「それはいいが……」
さやか「説明しますね」
~~~~~~~~~~~~~~
沙知「なるほど、なるほどねぃ。じゃあさっきの話は全部聞かれてたってことか」
花帆「すみません! こんなことになると思わなくて」
沙知「いいさ。もしかしたら3人がどこかで聞いているんじゃないかって思ってたからな」
小鈴「まさか、先輩方が猫になっていることに気付いてたんですか!?」
沙知「そんなんじゃないさ。ただそこに猫の写真があるだろう?」
姫芽「ん~? ……あっ」
沙知「あんなふわふわな子も、おっきい白猫も、すらっとした猫も写真には載ってなかったからねぃ」
慈「私たちが何か企んでるのはバレてたってことか」
沙知「流石に人間が猫になってるだなんて思わなかったがな」
梢「もしあの醜態がバレていただなんて考えたら……」
さやか「十分醜態をさらしていたような」
沙知「今から甘えてくれてもいいんだぞ?」
綴理「さち!」ガバッ
沙知「うわ綴理!?」
慈「にゃー♡」ガバッ
梢「先輩なら3人くらい余裕ですよね」ガバッ
沙知「重っ! だ、誰かたすけて」ジタバタ
梢「……すみません、しばらくこのままお願いします」シクシク
沙知「それはいいが……」
さやか「説明しますね」
~~~~~~~~~~~~~~
沙知「なるほど、なるほどねぃ。じゃあさっきの話は全部聞かれてたってことか」
花帆「すみません! こんなことになると思わなくて」
沙知「いいさ。もしかしたら3人がどこかで聞いているんじゃないかって思ってたからな」
小鈴「まさか、先輩方が猫になっていることに気付いてたんですか!?」
沙知「そんなんじゃないさ。ただそこに猫の写真があるだろう?」
姫芽「ん~? ……あっ」
沙知「あんなふわふわな子も、おっきい白猫も、すらっとした猫も写真には載ってなかったからねぃ」
慈「私たちが何か企んでるのはバレてたってことか」
沙知「流石に人間が猫になってるだなんて思わなかったがな」
梢「もしあの醜態がバレていただなんて考えたら……」
さやか「十分醜態をさらしていたような」
沙知「今から甘えてくれてもいいんだぞ?」
綴理「さち!」ガバッ
沙知「うわ綴理!?」
慈「にゃー♡」ガバッ
梢「先輩なら3人くらい余裕ですよね」ガバッ
沙知「重っ! だ、誰かたすけて」ジタバタ
14: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:52:04.87 ID:K426hdTY0
その後さちと一緒に猫ちゃんと遊んだり、さちを猫ちゃんにして遊んだりしたよ。
吟子「あの、沙知先輩」
沙知「なんだ?」
吟子「気付いてます、よね? 私が猫になってたこと」
沙知「まあな、写真にない黒猫がいるとは思ってたよ。ネタばらしのあとであれは吟子だったんだって思った」
吟子「黙っててくれてありがとうございます」
沙知「はは、可愛い後輩の可愛いところは私が独り占めしておくよ」
吟子「うぅ……///」
沙知「……なあ吟子、花帆のことは好きかい?」
吟子「えっとその……花帆先輩はいつも私のことを気にかけてくれて、友達みたいに接してくれる人で」
沙知「好きなんだねぃ」
吟子「沙知先輩!」
沙知「猫になってまで花帆に甘えたかったんだろう?」
吟子「……はい」
吟子「あの、沙知先輩」
沙知「なんだ?」
吟子「気付いてます、よね? 私が猫になってたこと」
沙知「まあな、写真にない黒猫がいるとは思ってたよ。ネタばらしのあとであれは吟子だったんだって思った」
吟子「黙っててくれてありがとうございます」
沙知「はは、可愛い後輩の可愛いところは私が独り占めしておくよ」
吟子「うぅ……///」
沙知「……なあ吟子、花帆のことは好きかい?」
吟子「えっとその……花帆先輩はいつも私のことを気にかけてくれて、友達みたいに接してくれる人で」
沙知「好きなんだねぃ」
吟子「沙知先輩!」
沙知「猫になってまで花帆に甘えたかったんだろう?」
吟子「……はい」
15: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 21:55:47.09 ID:K426hdTY0
沙知「蓮ノ空を卒業して気付いたことがあるんだ」
吟子「え?」
沙知「高校生活の3年間はあっという間だった」
吟子「……」
沙知「一つ学年が違えば一緒にいられるのはたったの2年だ」
吟子「そう、ですね」
沙知「そして私は、あの子たちと1年も一緒にいてあげられらなかった」
吟子「……」
沙知「花帆が君の前からいなくなることはないだろう。それでも2年しかないんだ。わかるだろう?」
吟子「そ、それはわかって……でも」
沙知「何かが違えば私は今日呼ばれることもなかった。そうしたらきっと高校生活を後悔していただろうな」
吟子「高校を卒業したら、花帆先輩とは……」
沙知「まあとにかく、後悔だけはしないようにな」
吟子「はい!」
吟子「え?」
沙知「高校生活の3年間はあっという間だった」
吟子「……」
沙知「一つ学年が違えば一緒にいられるのはたったの2年だ」
吟子「そう、ですね」
沙知「そして私は、あの子たちと1年も一緒にいてあげられらなかった」
吟子「……」
沙知「花帆が君の前からいなくなることはないだろう。それでも2年しかないんだ。わかるだろう?」
吟子「そ、それはわかって……でも」
沙知「何かが違えば私は今日呼ばれることもなかった。そうしたらきっと高校生活を後悔していただろうな」
吟子「高校を卒業したら、花帆先輩とは……」
沙知「まあとにかく、後悔だけはしないようにな」
吟子「はい!」
16: 名無しで叶える物語(庭) 2024/06/28(金) 22:00:10.53 ID:K426hdTY0
沙知「今日はみんなありがとうな。いろいろ癒されたし、楽しかったよ」
慈「いやー計画した甲斐があった!」
沙知「最後に慈、梢、そして綴理」
梢「はい」
沙知「お前たちは説教だ」
めぐこずつづ「「「え?」」」
沙知「私のスカートに頭を突っ込んできた悪ーい猫ちゃんと」
綴理「あっ」
沙知「私の胸に顔を埋めてたすけべな猫ちゃんと」
梢「ちがっ!」
沙知「私の首筋をぺろぺろ舐めたやらしい猫ちゃんがいたねぃ」
慈「やべっ」
沙知「お前たち、私がまだ理事長じゃなくて助かったな」
めぐこずつづ「「「ごめんなさ~い!!!」」」
おわり
慈「いやー計画した甲斐があった!」
沙知「最後に慈、梢、そして綴理」
梢「はい」
沙知「お前たちは説教だ」
めぐこずつづ「「「え?」」」
沙知「私のスカートに頭を突っ込んできた悪ーい猫ちゃんと」
綴理「あっ」
沙知「私の胸に顔を埋めてたすけべな猫ちゃんと」
梢「ちがっ!」
沙知「私の首筋をぺろぺろ舐めたやらしい猫ちゃんがいたねぃ」
慈「やべっ」
沙知「お前たち、私がまだ理事長じゃなくて助かったな」
めぐこずつづ「「「ごめんなさ~い!!!」」」
おわり
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