20210803161413bdb

377: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:44:46.17 ID:depO6Fxp
~ミスド~


千歌「やってきたぞミスタードーナツ!」

梨子「千歌ちゃん店内で騒がないで……」

千歌「だって久しぶりなんだも~ん!」

曜「内浦の方にはないもんね」

千歌「梨子ちゃんも嬉しいでしょ? 17歳になってはじめてのミスドだよ! 感慨深いってもんだよね!」

梨子「と、特に感慨深くはないけど……そういえば、私も久しぶりかな?」

千歌「え、そうなの? 梨子ちゃん、東京にいた頃には毎日行ってるもんだと思ってた!」

梨子「そんな毎日行くほどお金はありません……」

梨子「それに、東京にはどこにでもあったから」

千歌「どこにでもあるから逆に行かないだってぇ!? 梨子ちゃんめ、沼津を田舎扱いして!」

梨子「えぇっ!? そ、そんなことは言って……」

千歌「どーせ田舎だよ悪かったなちくしょー!」

梨子「えぇぇえ……」

378: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:45:51.03 ID:depO6Fxp
曜「まあまあ怒らない怒らない」

千歌「だって田舎だもん! 田舎に田舎って言うのは悪口だよ! 田舎なんだもん言い返せないよ!」

曜「田舎田舎連呼しないで……」

千歌「ぐぬぬぬ……こーなったらやけ食いだよ! 曜ちゃん、片っ端から全部買ってきて! 梨子ちゃんのおごりで!」

梨子「なんで私なの!?」

曜「はいはい、自分で買って食べようね」

千歌「ちぇー……」

梨子「もお……」

379: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:47:15.56 ID:depO6Fxp
・・・


千歌「席確保ー!」

千歌「わたしはオレンジジュースとポンデリング!」

曜「わたしはりんごジュースとダブルチョコレート」

梨子「わたしはリンゴとカスタードのパイとロイヤルミルクティ……」

千歌「パイ!? パイですとな梨子ちゃん!」

梨子「えっ!? だ、だめだったかな……」

千歌「はー……梨子ちゃんはやっぱり東京っ子だね」

梨子「え、なんで……?」

千歌「だってパイだよ? ミスドの商品の中でも単価の高いパイだよ?」

千歌「それを注文できるなんて、やっぱり梨子ちゃんは東京の女だね。やっぱり東京の女はやばいね」

380: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:48:01.41 ID:depO6Fxp
梨子「東京関係ないと思うんだけど……」

千歌「いいやあるね! 私たち田舎の農民達は少ないお小遣いを頑張って頑張ってせこせこ貯めて、やっとの思いでこのミスタードーナツに来るんだよ」

曜「いや私たち農民じゃないし、そこまで少なくないよねお小遣い」

千歌「だから私、ポンデリングだよ? 税込108円だよ?」

千歌「曜ちゃんのはなんだっけ」

曜「え、私はダブルチョコレート……税込129円」

千歌「ほらリーズナブルだよ!」

千歌「梨子ちゃんのアップルパイはおいくらか!」

梨子「えっと……税込216円、だね」

千歌「はー! これだからトーキョーの女は!」

梨子「そんなにだめかなあ……」

千歌「んー……じゃあ飲み物は?」

梨子「飲み物?」

千歌「その紅茶の値段!」

梨子「えっと……税込302円」

千歌「300!!」

梨子「で、でもこれは……!」

381: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:48:55.47 ID:depO6Fxp
千歌「さんびゃくえんですってよーちゃん! 私たちのジュースは税込259円なのに!」

曜「あんまり変わらないような……」

千歌「変わるよ! ドーナツの差が108円! ドリンクで42円!」

千歌「合計150円! もう一個ドーナツ買えるよ!」

千歌「かーっ! やっぱトーキョーの女だねえ梨子ちゃんは! 羨ましいご身分だよ! いっつもこんないいやつばっか食べてるんだよね!」

梨子「……」

曜「ち、千歌ちゃんもうやめなって! 梨子ちゃん泣いちゃうよ!」

千歌「え、ほんと? ごめん!」

梨子「……お代わりできるもん」

ようちか『……え?』

梨子「このロイヤルミルクティ……お代わりできるもん」

梨子「そのジュースは一杯で終わりだけど……おかわり自由なんだよ。何回でも飲めるもん。一回だけの楽しみじゃないんだよ何回でも楽しめるもん!」

千歌「お、おぅ……」

曜「梨子ちゃんが怒った……」

梨子「そ、そりゃあ……久しぶりに友達と来るから嬉しくてちょっと奮発しちゃったけど……」

梨子「私だって毎回毎回高いもの食べてるわけじゃないもん……」

梨子「東京の女の子だって、少ないお小遣いを頑張って貯めたり、日々の自由な時間を削ってアルバイトして頑張ってお金貯めて、そんな自分にご褒美でちょっとだけいいもの食べてるんだもん!」

梨子「わかりましたか、千歌ちゃん!」

千歌「は、はいわかりましたごめんさい!!」

曜「……梨子ちゃんって怒るんだ」

梨子「曜ちゃんも!」

曜「え、私!?」

梨子「ちょっとくらい助けてよ……」

曜「あー……うん、ごめん」

曜「やりとり的に口を挟んだらよくないかなって……空気を読んでしまいました」

梨子「うぅぅ……」

382: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:50:47.79 ID:depO6Fxp
梨子「はあ……もう、ふたりとも……」

梨子「……じゃ、食べよっか。ナイフとフォーク借りてきたから、二人にも分けてあげるね」

千歌「え、なんで!?」

梨子「え? 普通そうじゃないの?」

曜「……そんなこと考えたこともなかった」

梨子「あはは、そうなの? 3人で違うものを頼めば、みんなで分けて一緒に食べられる……かな、って思って」

千歌「……梨子ちゃん」

梨子「?」

千歌「あなたが私の女神でしたか……」

梨子「えぇっ!?」

曜「またオーバーな……」

千歌「じゃあ私のポンデリングも分けてあげるよ! モコっとしてるとこ1個!」

曜「セコいな……」

曜「でも、分けて食べたら確かに色んな味が楽しめるもんね。私のも3分の1わけるよ」

千歌「わーい!」

曜「千歌ちゃんも3等分だよ」

千歌「うっ……はーい」

曜「露骨にテンション下げないで……」

千歌「あれー?」

ようりこ『ん?』

千歌「あれ、善子ちゃんとヨハネちゃんじゃない?」

梨子「え?」

383: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:52:35.01 ID:depO6Fxp
曜「あ、ほんとだ。やっと目ぇ覚ましたんだねヨハネちゃん」

千歌「昨日はまだ居なかったし、今日起きたのかな?」

梨子「流石に起きてすぐ来れないと思うし……昨日には起きてたんじゃないかなぁ」

梨子「善子ちゃん、ヨハネちゃんのことになると過保護だし。ほら……腕組んで来てるよ。まるで恋人みたいだね、同じ顔なのに」

曜「梨子ちゃんものすごいこと言うね」

千歌「まあ、どっちでもいいんだけど……よかったね、ちゃんと起きてくれて」

曜「うんうん、みんな心配だったからね。特にダイヤさんとルビィちゃんは胃に穴があくんじゃないかってくらい憂鬱そうだったし」

千歌「にしても、こんなところで二人でミスドデートですか……羨ましいですな」

曜「ここにいるのは……普通に考えたら、当たり前のことなんだけどね? 家からすぐだし」

梨子「沼津だもんね」

千歌「なに選んでるんだろう……」

梨子「あんまり見ない方が……」

千歌「えー? でも気にならない?」

曜「……なるかも」

梨子「ならないで……」

384: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:53:31.08 ID:depO6Fxp
・・・

善子「なにするの?」

ヨハネ「いや……え、ほんとにいいの?」

善子「なんでそんなひいてんの……」

ヨハネ「だ、だって善子が自分から私にミスド奢るなんて……」

ヨハネ「しかも、なんでも好きなだけ!? おかしいでしょ!」

善子「いらないなら、私とママの分だけ買って帰る」

ヨハネ「いるけど!」

ヨハネ「……いいの?」

善子「いいの。……あんたがちゃんと起きてくれたから、プチ祝いみたいな感じ」

ヨハネ「……ほんとに寝てただけだから納得いかないんだけど」

善子「いいから、私がしたいのよ」

ヨハネ「……」

ヨハネ「じゃあポンデリングとゴールデンチョコレートとストロベリーリングと……」

善子「ん」ヒョイヒョイヒョイ

ヨハネ「全部2個ずつ……」

善子「よく食べるわね」ヒョイヒョイヒョイ

385: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:54:09.79 ID:depO6Fxp
ヨハネ「……まだ買っていいの?」

善子「え、いいわよ?」

ヨハネ「……何か企んでるんじゃ」

善子「そろそろ怒るわよ」

ヨハネ「……」

ヨハネ「ハニーチュロ」

善子「はい」

ヨハネ「……エンゼルフレンチ」

善子「ん」

ヨハネ「アップルパイ」

善子「よく食べるわねあんた……」

ヨハネ「フレンチクルーラー、オールドファッション、チョコファッション、ハニーディップ」

善子「はいはい」

ヨハネ「……もう満足」

善子「そう? じゃあ全部持ち帰りで……」

ヨハネ「あ」

善子「ん?」

ヨハネ「……店内で、どれか食べない? せっかくふたりきりでお出かけしてるんだし」

善子「ん……そうね、じゃあ席取っといて。飲み物はホットティーでいい?」

ヨハネ「……うんっ!」テテテーッ

386: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:55:35.38 ID:depO6Fxp
・・・


千歌「……」

曜「……」

梨子「……」

ようちかりこ『めっちゃ食べるじゃん……』

千歌「え、嘘でしょ……何個食べるのひとりで」

曜「か、家族で食べるのかもよ? ほら、持って帰って」

梨子「家族で食べるにも多すぎるよねあれは……しかも席取りしてるよ? もしかしてここで食べるんじゃ……」

曜「……まさかふたりで?」

梨子「……ま、まさか……」

曜「だ、だよね……あはは、ははは……ね

千歌「私たちの争いが子供の喧嘩に見えてきちゃったよ」

千歌「ごめんね梨子ちゃん……やっぱり東京の女より沼津の堕天使の方がやばいみたい」

梨子「あ、あはは……大丈夫だよ、うん」


#4.5 「やっぱり東京の女より」 完

387: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/13(木) 20:57:20.20 ID:depO6Fxp
`¶cリ˘ヮ˚)|「おはよ」

388: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/12/13(木) 21:04:22.89 ID:4kVza76x
ぐっもーにん

389: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/12/13(木) 21:05:48.11 ID:kE9B+IZY
ドーナツめちゃくちゃ頼むヨハネちゃん可愛い

390: !omikuji(プーアル茶) 2018/12/13(木) 21:11:56.25 ID:CDytlsgZ
ミスタードーナツ好きそうだよなヨハネ

391: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/12/13(木) 22:37:26.02 ID:pbXUtggq
怒る梨子ちゃん可愛すぎかよ

392: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/12/13(木) 23:10:53.37 ID:NUx2VFsV
いや、怒ってる梨子ちゃんくっそ可愛ええやん…

393: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/12/13(木) 23:18:18.17 ID:0Kn6Frzf
なんかもうみんなかわいい

394: 名無しで叶える物語(魔王城門前) 2018/12/13(木) 23:52:33.89 ID:NcII/PPg
最高か

395: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/12/14(金) 02:14:46.26 ID:3uzCCNBa
梨子ちゃんかわいすぎ

400: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:15:10.55 ID:NXgd03UP
~夜中~


善子「……」ボケー

カチャ…

キイィ…

ヨハネ「おじゃまし……げっ、起きてる」

善子「ん……ヨハネ」

ヨハネ「お、おぅ」

善子「こっち来て」ポンポン

ヨハネ「……どうしたの?」トテトテ

ドサッ

善子「なんか眠れなくて」

ヨハネ「エナドリの飲みすぎじゃないの?」

善子「飲んでないわよそんなの」

401: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:15:52.29 ID:NXgd03UP
善子「あんたは? また夜這い?」

ヨハネ「べ、別にそんなわけじゃないわよ? ただ……なんか、人肌恋しいなー……なんて?」

善子「ふうん」

ヨハネ「ほんとに大丈夫?」

善子「もたれていい?」

ヨハネ「いいけど」

ポスッ

善子「ん……落ち着く」

ヨハネ「……」ナデナデ

善子「ねえ」

ヨハネ「ん?」

善子「もし、私がね」

ヨハネ「うん」

善子「いなくなったらどうする?」

ヨハネ「……それは、私に対する何か? 文句みたいなものを遠回しに言ってる?」

善子「そうじゃなくて、どうするのか純粋に聞きたいだけよ」

ヨハネ「……まあ、そりゃあ探すわよ。何があっても見つける。私にはあんたが必要だし」

善子「魔力の供給源だから?」

ヨハネ「愛する我が半身だから」

402: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:16:20.11 ID:NXgd03UP
善子「……」

ヨハネ「何かあった?」

善子「……ちょっと外散歩しない?」

ヨハネ「え、夜中なんだけど」

善子「いいじゃない。どうせこのままでも眠れないし」

ヨハネ「私も行くの?」

善子「私ひとりで行かせるの?」

ヨハネ「そりゃあ、善子ひとりにするわけにはいかないけど」

善子「……じゃあいきましょ」

ヨハネ「着替えないと」

善子「ジャージでいいじゃない」

ヨハネ「せめて防寒具。外、寒いわよ」

善子「冷たい風に当たりたいわ」

ヨハネ「冷たいの限度を考えなさいよ限度を」

善子「へーきへーき」パタパタ

ヨハネ「あ、ちょっと……」

ガチャッ

ヒュー…

善子「うっわ……さむ」

ガチャッ

ヨハネ「先に行かないでって」

ヨハネ「ほら、首出して」

善子「ん」

ヨハネ「ったく、マフラーくらい巻いていきなさいよ」ファサッ

シュッ

善子「ありがと」

403: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:17:04.85 ID:NXgd03UP
ヨハネ「普段はおしゃれに気を使うくせに」

善子「夜中は誰も見てないから、いいかなって思わない?」

ヨハネ「思うわよ? 思うけど……せめて、コートまでは言わないけど少しは気を使いなさいって」

善子「私が適当でもヨハネがちゃんとしてくれるでしょ」

ヨハネ「……最近私のこと頼りすぎじゃない?」

善子「そう? なんやかんや打ち解けてきたのかもね」

ヨハネ「え、今更? 打ち解ける云々って今更なの?」

善子「ただの冗談よ」

ヨハネ「いやわかってるけど……」

善子「……手」スッ

ヨハネ「んー……今日は腕を組みたい気分」ギュウッ

善子「……まあいいけど。自分より背の高い人に腕を組まれるのってバランス悪くない?」

ヨハネ「じゃあ善子が組めばバランス良くなる?」

善子「……じゃあそうする」ギュウッ

ヨハネ「ほんとに珍しいわね……大丈夫? 熱とか」

善子「ないから」

404: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:17:40.24 ID:NXgd03UP
ヨハネ「……まあ熱があるならすぐに帰るだけだしね。それじゃあ行きましょ」テクテク

善子「どこに行こうかしら」テクテク

ヨハネ「散歩でしょ? 別に行き先とか決めずにダラダラ歩けばいいじゃない。遠くまで行ったら、私が飛べばいいし」カチ

ピンポーン

【1階へ参ります】

ヴーン…

善子「なんかエレベーター、電球白いからちょっと怖くない?」

ヨハネ「そう?」

善子「ホラー映画のテイストを感じるというか」

ヨハネ「あー……なるほどね」

ピンポーン

【1階です】

ウィーン

ヨハネ「さてと、マンションも出たことだし」

善子「おさんぽラリーのスタートね」

ヨハネ「さて、行ける方向は……沼津駅方面と、その逆と、橋を渡って向こう側ね」

善子「そうね……じゃあ適当に」

善子「この悪魔の杖の向いた方向にでもいきましょうか!」ビシッ

ヨハネ「……そんなのどこで拾ったのよ」

善子「さっきそこで」

ヨハネ「ふうむ」

405: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:18:10.95 ID:NXgd03UP
善子「ヨハネ、投げて」

ヨハネ「え、私?」

善子「うん」

ヨハネ「いいけど……」ポイッ

コロコロ…

ヨハネ「橋を渡って向こう側ね」

善子「ん」

テクテク

トテトテ

善子「……マンションの裏の広場」

ヨハネ「思い出すわね。私が消える消えないって言い合いになったところ」

善子「あの後、すぐ自転車飛ばして魔法堂まで行ったのよね」

ヨハネ「懐かしく感じるわね」

善子「……」ギュウッ

ヨハネ「大丈夫よ、私はいなくなったりしないから」

善子「………………わかってるわよ」

406: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:19:04.63 ID:NXgd03UP
善子「夜中のこの橋、ライトが点灯してて綺麗よね。私、前に遠くからこの橋を眺めたときに見惚れちゃった」

ヨハネ「ああ……オレンジの街頭のおかげで映えるわよね」

善子「ついでに星も見えるし」

ヨハネ「何も関係ないわよねそれ」

善子「……」

ヨハネ「適当に言ったでしょ」

善子「し、知らない」

ヨハネ「……」

善子「……今ここで川に飛び込もうとしたらどうする?」

ヨハネ「止めるに決まってんでしょ」

善子「もしそれを振り切ってジャンプしたら?」

ヨハネ「すぐに私も飛んで助けるわよ」

善子「……ま、そうよね」

ヨハネ「……?」

善子「寒い……見て、ちょっと息が白い」

ヨハネ「────ほんとね」

善子「もう冬なのね……」

ヨハネ「言ってるうちにクリスマスね。我が宿敵ジーザス・クライスト……」

善子「クリスマス……Aqoursでパーティするのかしら」

ヨハネ「いいわね。私も行きたい」

善子「もちろん。心配しなくても、ヨハネの参加は決まってるから」

407: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:19:50.40 ID:NXgd03UP
ヨハネ「何するのかしら……まずターキーね。マリーの家のコックは最強レベルで腕がいいから」

善子「ターキー……」

ヨハネ「それにたくさんフルーツがのった大きなケーキ。イチゴにメロンにブドウに……」

善子「みかん」

ヨハネ「いらないわよ……」

善子「みかんがないと怒る人がいるもの」

ヨハネ「ああ、善子のお気に入りね」

善子「いや別に気に入ってないし」

ヨハネ「でも、あの人が堕天使ヨハネを救ってくれたのよ?」

善子「まあ……それには感謝してるわ。今も私が堕天使ヨハネとして現世に降臨できているのは、千歌のおかげだから」

善子「ほんとに、感謝してもしきれない」

ヨハネ「ふふ、あなたって心底Aqoursのメンバーが好きよね」

善子「はあ? 何よいきなり……」

ヨハネ「だって救世主の千歌に、気さくに絡んでくれる曜と果南、いつも優しく微笑んでくれる梨子、我が弟子ダイヤ、親友のルビィと花丸」

ヨハネ「そして、私たちのお姉ちゃん────鞠莉」

善子「私は別にお姉ちゃんなんて認めたわけじゃ……」

ヨハネ「いいのよ、マリーがそう言って引かないんだし」

善子「……面倒な人だわ」

ヨハネ「でも大好きでしょ?」

善子「まあ」

ヨハネ「でも、一番好きなのはヨハネよね?」

善子「うん」

408: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:20:35.37 ID:NXgd03UP
ヨハネ「もお、そこは、うんって答えるところ…………は!?」

善子「?」

ヨハネ「いや、そこ……普通、絶対私って言わない流れでしょ」

善子「……ああ、確かに」

ヨハネ「善子……あんたほんとに何があったのよ。素直すぎない?」

善子「……別に、今は素直なだけ」

ヨハネ「珍しいわね」

善子「スーパーレアよ」

ヨハネ「いつも素直ならいいのに」

善子「ほんとに思ってる?」

ヨハネ「うーん、いつも素直だとそれはそれで調子崩れて無理かも」

善子「無理ってあんた……ぶっ飛ばすわよ」

ヨハネ「ふふ、怖い怖い」

善子「はあ……寒い」

ヨハネ「そうね……」

ヨハネ「次、どっち行く?」

善子「悪魔の杖に聞きましょ」

ヨハネ「次は善子が投げるのよ」

善子「ん」ポイッ

コロコロ……

善子「あっち」

ヨハネ「お、やったわね。この方向にはセブンイレブンがあるわ」

善子「不幸は私たちにしては、ついてるわね」

409: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:21:38.34 ID:NXgd03UP
ヨハネ「そういえばあのコンビニ、花丸と二人で買い物に来たっけ」

善子「ああ、ルビィとずらまるに紹介したときね」

ヨハネ「あの時、こっそり二人で肉まん食べたのよ」

善子「は? 聞いてないんだけどそれ」

ヨハネ「内緒にしてたもの」

善子「私も食べたかった」

ヨハネ「いま食べましょ」

善子「置いてるかしら」

ヨハネ「ここなら置いてる」

ガチャッ

ピロリロリロ♪

エアロスミスー

善子「……」ギュウッ

ヨハネ「どしたの」

善子「眩しくて……」

ヨハネ「こっちよ」

善子「ん」

ヨハネ「紅茶買う?」

善子「ん……肉まん食べるならお茶がいい」

ヨハネ「じゃあお茶ね」

善子「あ、チキン」

ヨハネ「食べる?」

善子「ぐっ……夜中にチキン……暴力だわ……」

ヨハネ「肉まんとチキンと、これください」

善子「あー!?」

ヨハネ「どーもー」

ムラオコシクルスタンハンセーン

410: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:22:13.68 ID:NXgd03UP
・・・


ヨハネ「あち、あちち…」ムシッ

ヨハネ「はい」

善子「ありがと……あっつ」

善子「いただきます」

ヨハネ「いただきます」

善子「うわ、熱気すご……ふう、ふう……」

善子「はむ、ふほ……はふ、ほふほふ……」モグモグ

善子「んはあ……うまぁ……♡」

ヨハネ「はふ、んむ……ほふ、ふは……♡」

パキャッ

ゴクッ…

ヨハネ「ぷはあ……あったまるわ……」

ヨハネ「ほら。肉まん頬張った後にお茶飲むとやばいわよ」

善子「ん……コク」

善子「あ゛~……」

ヨハネ「ね?」

善子「あったかい……おいしすぎ……」

善子「あ、間接キス」

ヨハネ「今更でしょ」

善子「あんたとのキスに慣れてはいけない気がする……」

ヨハネ「まあ、とっておきだからね」

善子「……///」

ヨハネ「照れてるの?」

善子「あ、当たり前でしょ……///」

ヨハネ「ふふ、ウブなのね」

善子「うるさいわよっ!」

411: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:23:12.29 ID:NXgd03UP
ヨハネ「ヨハネお姉ちゃんがリードしてあげましょうか? 優しく、気持ちよく♡」ギュウッ

善子「囁くな息吹きかけるな腰に手を回すな~!」

ヨハネ「あ、ほっぺに餡ついてるわよ」

善子「え、ほんと?」

ヨハネ「ほんと。……ちゅぅ」

善子「……!!?」

ヨハネ「ペロリ……んふ、おいし」

善子「……ぁ、ぅ……///」

ヨハネ「あら、固まっちゃった」

善子「ぅ、あぅ、あぅぁ……」

ヨハネ「……ちゅ」

善子「ん、むっ!!?」

ヨハネ「んむ、っふ……はむ」

善子「ちゅ、む……ん、んーっ!」グイッ

ガオォォーン…!!

ヨハネ「ぷは」

善子「っ……な、なにすんのよぉ!!?///」

ヨハネ「え、口にもしてほしそうだったから」

善子「ほ、……ほ、ほしくなんかないわぁ! っていうか今のなんかすごい音出してた車に見られたでしょ!!」

善子「……み、見られた……ぅぅ、ヨハネにキスされたとこ見られたぁぁ……///」

ヨハネ「いいじゃない、もっと見せつけてあげれば」

善子「そ、そういうもんじゃないでしょ……きす、って」

ヨハネ「……///」キュンキュン♡

ヨハネ「善子、ほんとに可愛いわねもう……肉まんの味だったけど」

善子「ぶ、ぶっとばすわよ!?」

ヨハネ「次はもっと激しいヤツしてあげる♡」

善子「しなくていいからっ!!」

412: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:23:36.57 ID:NXgd03UP
ヨハネ「あ、チキン冷めちゃう」ガサガサ

善子「ちょっと話逸らさないでよ! 私はまだ怒って────」

ヨハネ「どうどう」グイッ

善子「むぐっ……」モグモグ

ヨハネ「チキンおいしい?」

善子「むぐぐ……おいひぃ」

ヨハネ「ヨハネのキスとどっちが美味しい?」

善子「黙れ」

ヨハネ「あら怖い」

善子「ん、かじっちゃったけど半分あげる」

ヨハネ「ありがと」ハム

ヨハネ「んー……ちょっと冷めてる」モグモグ

善子「夜中だし仕方ないわ」

ヨハネ「そうねえ……」

ヨハネ「ちょっと温まったらすっきりしてきた」

善子「ん、そうね。私も気分はマシ」

ヨハネ「そう? ならいいんだけど……結局なにがあったのよ」

善子「ちょっと、うん……」

善子「いや、結果的には何もなかったんだけど」

ヨハネ「?」

413: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:24:16.34 ID:NXgd03UP
善子「えっと……」

善子「ヨハネが、いなくなる夢見ただけ」

ヨハネ「……ああ」

善子「目を覚ましたらね……ヨハネがいないの。いつも私の隣に寝てるはずなのに」

善子「リビングにもいないし、トイレにもいないし。あんたの部屋は前の物置のまま」

善子「ママに聞いたら、また変なこと言ってって怒られた」

善子「Aqoursのみんなも、ヨハネは私だって。あんたの存在が消えた……ううん」

善子「多分……それはあんたが生まれなかった世界なのかもしれない。そこに私が迷い込んだのかな……」

善子「……なに言ってんのかしら、寝ぼけてて支離滅裂ね」

ヨハネ「……それでもいいわよ、全部聞くから」

善子「うん……」

善子「で……あんたのことを知ってる人は私だけなの。もちろん私はその世界でも堕天使ヨハネとして君臨してるんだけど」

善子「……ヨハネは私だけなの。あんたはいない」

善子「それが、とても怖くて、つらくて……寂しくて」

善子「私、あんたがいないともうダメなんだなあ……って思った」

ヨハネ「……」

善子「……」ギュウッ

ヨハネ「そう……善子はもうヨハネの魅力の虜になってしまったのね?」

善子「……そういうことみたいね」

ヨハネ「……調子狂うわ」

善子「明日にはいつも通りの善子だから」

善子「今夜は、許して」ギュウ

ヨハネ「……たまになら許してあげる」ナデナデ

善子「……」モフ

414: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:25:19.45 ID:NXgd03UP
ヨハネ「……あったかいわね、善子」

善子「ヨハネもね」

善子「……ねえ」

ヨハネ「ん?」

善子「そろそろ冬が来るわね」

ヨハネ「そうね」

善子「冬……ってことは、あの人たちが来る」

ヨハネ「?」

善子「北の国から、二人の刺客が」

ヨハネ「北の国から……?」

ヨハネ「……」

ヨハネ「子供がまだ食べてる途中でしょうがー!」

善子「ぶはっ……ww 似てなっ」

ヨハネ「似せる気はないわよ別に」

善子「びっくりするわ……どの部分のモノマネよ」

ヨハネ「るーるるるー」

善子「キタキツネなんか釣れないわよ」

ヨハネ「善子が釣れるなら上々」

善子「私をペットみたいに扱わないで」ムギュー

ヨハネ「……ほんとに、なんかルビィみたいに甘えん坊よ」

善子「今宵のヨハネは甘えたいモードなの」

ヨハネ「ヨハネは私よ……ったく」ナデナデ

ヨハネ「寂しそうな顔してたら、またキスするからね」

善子「……いいけど」

ヨハネ「……んー?」

善子「いいって言ったの」

ヨハネ「……」

415: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:25:59.43 ID:NXgd03UP
ヨハネ「……ま、まあやりすぎも良くないし!」

善子「そうなの」

ヨハネ「魔力吸いすぎて善子が倒れても良くないから!」

善子「まあ、それはそうね」

ヨハネ「だから、まあ……また、今度ね」ナデナデ

善子「……ん」

善子「ヘタレた?」

ヨハネ「っ……///」ピクッ

善子「ヘタレたんだ」

ヨハネ「へ、ヘタレてなんかないけどぉ!?///」

善子「ふうん……」

ヨハネ「ほ、ほんとよ!」

善子「そういうことにしといてあげる」

ヨハネ「ぐぬぬ……」

善子「ねえヨハネ」

ヨハネ「な、なによ」

善子「これあげる」ズイッ

ヨハネ「……なにこれ?」

善子「パワーストーンのブレスレット」

ヨハネ「……ルビィのパクリ?」

善子「そうじゃないわよ! ……結果的にはそうだけど」

ヨハネ「……紫に輝いてる」

善子「アメジスト」

ヨハネ「……アメジスト」

善子「綺麗でしょ?」

ヨハネ「うん……すごく綺麗。もらっていいの?」

善子「いらないなら川に捨てる」

ヨハネ「そういう言い方、よくないわよ」

善子「じゃあ石だけとって売る」

ヨハネ「同じじゃない……」

416: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:26:39.87 ID:NXgd03UP
ヨハネ「……大切にする。ありがと」ギュウッ

ヨハネ「ねえ、アメジストの効果は?」

善子「さあね」

ヨハネ「えっ……知らないのに用意したの?」

善子「さあね」

ヨハネ「……なるほどね、自分で調べろってこと」

善子「……さあね」

ヨハネ「こっちの水色は?」

善子「ラマリーって言うんだって。二つ組み合わせると、ある効果を発揮するみたい」

ヨハネ「それも調べろと」

善子「さあね」

ヨハネ「……ふふ、ありがたくいただくわ。善子が私にくれた、3つ目のものね」

善子「え、もっとあげたでしょ。ミスドとか」

ヨハネ「あれは食べたらなくなるでしょ? 無くならない、ずっと大切にできるものよ」

善子「そんなにあげたかしら」

ヨハネ「ええ、もらったわ」

417: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:27:18.40 ID:NXgd03UP
ヨハネ「ひとつめは、思い出ね」

善子「……」

ヨハネ「あなたがなんとなく買った鏡の魔法で生まれたから、得られたもの」

ヨハネ「Aqoursのみんなとの思い出」

ヨハネ「ママとの思い出」

ヨハネ「何より、善子との思い出」

善子「そんな大層なもんじゃないでしょ」

ヨハネ「宝物よ。あなただってそうでしょ?」

善子「……さあね」

善子「ふたつめは?」

ヨハネ「ふたつめは、私のこの身体ね」

ヨハネ「消えた私を、取り戻しに来てくれたこと。自分が死ぬかもしれないのに、その危険を冒して、並みの魔法使いでは引き起こせないくらいの奇跡を叶えてくれたこと」

ヨハネ「だから、ずっとあなたと一緒に居られる。みんなと居られる。これからも思い出を作っていけるの」

善子「……よくそんな恥ずかしいことをペラペラ喋れるわ」

ヨハネ「善子に言われたくないけどね」

善子「なによ」

ヨハネ「ふふ、だから……そうね」

ヨハネ「いつか、私もお礼しないといけないわね」

善子「……別に、私はあんたがそこにいてくれれば、それで」

ヨハネ「それなら、私も同じよ。善子のそばに居られればそれでいい……でも、あなたはわざわざ気持ちを形にしてくれた」

ヨハネ「なら、私もそれに応える形で返さないと」

ヨハネ「クリスマスは期待してなさい」

善子「……ん」

418: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:28:14.65 ID:NXgd03UP
ヨハネ「……むぎゅー」ギュウッ

善子「ぐぇ……」

ヨハネ「善子はあったかい……♡」スリスリ

善子「く、くるしぃ……」

ヨハネ「……善子」

善子「ん……なによ」

ヨハネ「愛してる」ササヤキ

善子「……」

善子「……はっ!!?///」

ヨハネ「うふふ♡」

善子「ちょ、なっ……いま、なに……っ///」

ヨハネ「あ・い・し・て・る」

善子「ぁ……、ぅ」

ヨハネ「そろそろ帰りましょうか! さすがにトイレに起きたママにバレたらやばいし」

ヨハネ「さっさと寝ましょ」

善子「……ぅ、ん」

ヨハネ「早く行くわよ?」グイッ

善子「ぁ、はい……行く、行くから引っ張らないで……!」

ヨハネ「じゃあ……お姫様抱っこね」ギュウッ

善子「わ、ちょっと! パンツ見える!」

ヨハネ「ジャージのくせになに言ってんの。飛ぶわよ、愛しいお姫様?」バサッ

善子「ちょ、待ってこの寒い中飛んだらめちゃくちゃ寒」


バシューン!


善子「さむいーーーーーーーーー!!」

※このあと二人でめちゃくちゃ暖かくして寝た。


#5 ヨハネと深夜徘徊 完

419: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/14(金) 16:28:40.62 ID:NXgd03UP
`¶cリ˘ヮ˚)|「しちゃった」

421: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2018/12/14(金) 16:55:10.95 ID:uBcStsPA
そろそろ一線こえる

422: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/12/14(金) 17:18:24.81 ID:fAc2Jvwj
今ラマリーとアメジストの意味をggってきた人は正直に手を挙げなさい

424: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/12/14(金) 21:12:52.43 ID:UT6YAiO3
素直な善子ちゃん可愛い
ラマリーとアメジストの意味と組み合わせ調べて善子ちゃんのヨハネちゃんに対する想いが伝わった

425: 名無しで叶える物語(庭) 2018/12/14(金) 21:15:22.66 ID:az/Dd6E6
地味に聖雪参戦フラグきたな

427: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:49:14.71 ID:uO6tUK6b
#5.5


~曜の部屋~

曜「……zzz」

着メロ『もう、受験がぁ……もうあと何日があって、あぁどうしよう本当に……』

着メロ『あら、どうしたの?』

着メロ『ぇっとその、最近受験勉強とかがあって、それでなんかもう切羽詰まってて……』

着メロ『あるよねぇそういうこと。ある、わかる。わかるけど……おい後ろうるせえぞ!後ろうるせえぞ! ……そんなに頑張りすぎても良くないんじゃないかしら』

着メロ『は、はいぃ……』

着メロ『私、自分よりすごい家庭教師の人、知ってるのよね……』

着メロ『えっ!その人は誰ですか!?』

着メロ『その人の手にかかれば、あなたの頑張りも報われるわよ……?』

着メロ『じゃあその家庭教師の人を呼んでくださいよ!』

着メロ『来てちょうだい!!!』


pi


曜「ぁぃ……」

『シャイニー☆』

428: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:49:46.73 ID:uO6tUK6b
曜「ぁい……」

『もしかして寝てた?』

曜「ぇぃ……」

『もしもーし? 曜ちゃーん? 起きてるー?』

曜「……zzz」

『おーきーてー! よーうー! よーそろー!』

曜「っ……ぁひ……おきぅ……」

『ほんとに? 私が誰かわかる?』

曜「……まぐろ」

『うん、全然違うね。最初の文字だけ合ってるけど、違うね』

『ほら、ま! ま~?』

曜「……MARVEL」

『それじゃあアメコミの会社よ! もう、寝ぼけてるの?』

曜「あぃ……」

『私よ? わ・た・し』

曜「……」

曜「……まきちゃん」

『まきちゃん』

曜「まきちゃん」

『……』

『おーい』

曜「へぃ……」

『板前っぽくなったわね……』

429: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:51:35.67 ID:uO6tUK6b
『マリーよ?マリー』

曜「まりちゃ……」

鞠莉『Yes! I'm マリー!』

曜「おやすみ……」

鞠莉『寝ないで待って!』

曜「ぁに……こんな夜中に……」

鞠莉『ねえ、ドライブしない?』

曜「しない。おやすみ」

鞠莉『えー! しよーよ、みんな電話かけたけど曜以外出てくれなかったの!』

曜「私も寝させてよ……明日も学校だしさぁ」

鞠莉『むむむ……じゃあダメ元でちかっちと梨子にもう一回かけようかな』

鞠莉『曜が遊んでくれなかったからって言って』

曜「悪いの鞠莉ちゃんだし……」

鞠莉『うぐっ……ちかっちなら引っかかってくれるのに……』

曜「後輩に絡め手を使わないで……」

鞠莉『むう……ほら、近くに善子もいるじゃない』

曜「確かに家は近いけど」

鞠莉『車出すからドライブしよ? 善子たちも起こして』

曜「やめなよ……」

鞠莉『しゅん……』

曜「……」

430: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:53:33.38 ID:uO6tUK6b
鞠莉『しゅーん……』

曜「……」

鞠莉『しゅんしゅんしゅーん……』

曜「わかったよ行くよ……」

鞠莉『ほんと!!?』

曜「ほんと。でも迎えに来てくれる? 淡島まで流石に行けないし」

鞠莉『えへへ、曜ならそう言ってくれると思ってたわ! 家の前で待ってるからすぐ降りてきて!』

曜「……え?」

鞠莉『ほら、カーテン開けて』

曜「……」

シャー

鞠莉「」フリフリ

曜「……」

431: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:57:44.12 ID:uO6tUK6b
・・・


曜「さむ……」

鞠莉「はあいおはよっ」ムギュー

曜「あぅ……くるしいよまりちゃん……」

鞠莉「眠たいところを頑張ってきてくれた曜に愛をおすそ分け♡」スリスリモフモフ

曜「うぐぅ……ぁ、ありがとぅ……」

鞠莉「hot teaも用意してあるからね」

曜「あー……寒い日にはありがたいでありますなぁ」

鞠莉「それじゃ行こっか! 新しい車買ったの~!」

曜「……」

曜「え、なにこれすごいかっこいい……!」

鞠莉「でしょ? Audi S5!」

曜「ほえー……スポーツカーって感じだね」

鞠莉「もちろん速いわよ? そのへん走ってる軽トラなんてすぐmirrorの点にしちゃうんだから」

曜「すごいね……でもこの辺でしないでね、住宅街だから」

鞠莉「わかってるわかってる。それじゃ、善子呼びに行こっか」

曜「ほんとに行くんだね」

鞠莉「すぐそこだし」

曜「私知らないからね……」

432: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 03:58:52.82 ID:uO6tUK6b
・・・

鞠莉「電話でなーい!」

曜「寝てるんだよ」

鞠莉「いま何時?」

曜「深夜2時」

鞠莉「絶対起きてる」

曜「……起きてるね」

鞠莉「100%起きてるよこの時間だったら」

曜「ということは?」

鞠莉「PS4のログイン履歴もないし……Switchでスマブラやってるか、善子もヨハネとお出かけかな?」

曜「うーん」

鞠莉「探しましょう!」

曜「えー……」

鞠莉「乗って乗って」

曜「お、おじゃまします……」

バタン

キュルルル

ゴオォオオオッ!!

曜「うわ、音すごい……」

鞠莉「いくわよー!」グッ

ガオォォーン!

曜「ぅっ……!」

曜「お、押し付けられるぅ……」

鞠莉「ヒャッホー!」

433: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 04:00:41.41 ID:uO6tUK6b
キュルルル!!

ガオォォーン!

鞠莉「橋のあたりはいないわね! じゃあそのまま橋を越えてコンビニまでレッツゴー!」グォオオオーーン!!

曜「うわぁあぁあああーーーーーー!!!」

鞠莉「そのまま内浦の方向に突っ走っていくわよー! 曜、よーく周りを見てて! 善子とヨハネを見つけたらすぐにgetだから!」

曜(あ、私死ぬ…………と思った、そんな夜でした)


#5.5 「自分よりすごい家庭教師の人」 完

434: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 04:01:32.31 ID:uO6tUK6b
`¶cリ˘ヮ˚)|「この音、どこかで聞いたわね」

`¶cリ˘ヮ˚)|「……気のせいかしら?」

435: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/12/15(土) 04:30:03.42 ID:ZYOP9JQp
あれは鞠莉ちゃんたちだったのか…
善子ちゃん、ヨハネちゃんとのキッスを誰にも見られてなくて一安心

436: 名無しで叶える物語(禿) 2018/12/15(土) 16:34:45.81 ID:Sbqb8xvz
乙なのです
ピザまん食べたいのです

439: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:05:51.43 ID:uO6tUK6b
~函館~


聖良「いらっしゃいませ! こちらのお席へどうぞ」

聖良「ご注文はお決まりですか? ……はい、くじら汁おひとつと白玉パフェがおひとつですね!」

聖良「それではしばらくお待ちください!」

聖良「理亞、4番さんくじら汁と白玉パフェです!」

理亞「はい!……姉様、3番あがってる」

聖良「はい、受け取ります」


パタパタパタ


聖良「お待たせいたしました、こちらがくじら汁単品と……くじら汁とおにぎりのセットになります。ごゆっくりどうぞ」

聖良「……ぉ」

聖良「ああ、はい! 私はSaint Snowをやっている……」

聖良「写真ですか? ええ、構いませんよ。でも……空いている時だけですからね♪」

理亞「姉様サービスはあとにして!!」

聖良「はいごめんなさい」

440: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:06:37.03 ID:uO6tUK6b
・・・


理亞「……疲れた」

聖良「お疲れ様です、理亞」

理亞「姉様も、お疲れ様」

聖良「はい……オレンジジュース飲みますか?」

理亞「いいの?」

聖良「はい、開いたボトルですから」

理亞「じゃあ、もらうけど……姉様も半分飲んで」

聖良「ふふ、ありがとう」


ドルルルル……カコン

ブォーーン


理亞「郵便?」

聖良「そのようね。見てきますから、入れていてください」

理亞「わかった」


パタパタパタ

カラカラ……

カチャ


聖良「……む?」

聖良「……あら」

441: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:07:44.67 ID:uO6tUK6b
・・・

理亞「……」トポトポトポ

理亞「これで半分、完璧。誰も文句は言わないはず」

聖良「理亞! 理亞!」

理亞「姉様……オレンジジュース、綺麗に半分に────」

聖良「沼津から、挑戦状です……!!」

理亞「!」


『せいんとすのーのおふたりへ。
こんにちは、お久しぶりです。
今年のクリスマス、沼津に遊びにきませんか?
もしお暇でしたら、ぜひこちらに来て一緒に遊びましょう!
チケットを添えておきますので、それで来てください。
P.S.プレゼント交換もするのでご用意いただけると嬉しいです。
あとこのP.S.ってプレステのPSと思っちゃいますよね。
でも私的にGCの方がいいと思うんだよ。DSでもいいんだけどさー? なんでSONYなんだろうね!任天堂の方が楽しいゲームいっぱいあるし持ち運びできるしこっちの方がいいよね。
聖良さんのおうちにPS4はありますか? あるなら今度遊びに行った時にハンマーで壊させてくださいね』

聖良「……ね?」

理亞「いや、普通に旅行に誘われてるだけだと思う。というか私のPS4壊されるんだけど、何この人怖すぎ……」

442: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:10:34.37 ID:uO6tUK6b
聖良「何を言ってるんです! これはもう果たし状、喧嘩です!」

理亞「喧嘩って、わざわざチケットまでくれてるのに……?」

聖良「そうです。ここを見てください」

理亞「?」

『せいんとすのーのおふたりへ』

理亞「……?」

聖良「ひらがなでしょう」

理亞「……ああ」

聖良「アルファベットで書けますよね!!?」

理亞「めんどくさかっただけだと思うけど……私もたまに書き間違えるし」

聖良「これは喧嘩です。あなたもあとでお仕置きです」

理亞「えぇ……」

聖良「ここまで舐められては行かないわけにはいきませんよ」

理亞「え、私……はこだてクリスマスファンタジー行きたかった……」

聖良「来年にしましょう!」

理亞「……」

聖良「Aqoursの方々も驚くようなプレゼントを用意して参戦です!」

聖良「というわけで明日は早朝から出かけますよ。ちょうどお休みですし」

理亞「プリキュアが見れない……」

聖良「録画しておきなさい!」

理亞「いつもしてるけど、リアルでも見たい……」

聖良「あ、仮面ライダーの録画、お願いします。井上正大さんが明日も出ますから」

理亞「仮面ライダーなんて子供っぽい」

聖良「プリキュアがいいますか」

443: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:11:38.42 ID:uO6tUK6b
~小樽~


聖良「来ましたね……小樽!」

理亞「疲れた……もう車も電車も乗りたくない……」

聖良「理亞は寝ていただけじゃない」

理亞「バスじゃ寝れない……おしりの肉がボロボロとれる夢を見るの」

聖良「まあ……デレクターがうなされたらしいですからね」

理亞「北海道をバスで旅するのは大泉くんたちに任せとけばいいと思う」

聖良「でも、憧れませんか道民として」

理亞「……一度して見たかったけど、もうやりたくない」

聖良「次はカントリーサインの旅ですね」

理亞「ほんとに無理……」

聖良「そうだ!」ポム

理亞「?」

聖良「沼津まで行くの、サイコロで。そう、我らが道民名物サイコロの旅です!」

理亞「絶対嫌! 勘違いされるから名物なんて言わないで!」

444: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:13:49.24 ID:uO6tUK6b
・・・


聖良「ふむ……やはり小樽のガラス細工は良いものが揃ってますね、理亞」

理亞「でも、姉様がそれにするなら私は別のにしたい……」

聖良「……じゃあなんでついてきたの?」

理亞「それはひどすぎる」

聖良「では……理亞は鮭とばにでもしておきますか」

理亞「誰が喜ぶの、それ」

聖良「黒澤家の……お父様とか?」

理亞「黒澤ダイヤかルビィが取らない限り誰も幸せにならない……」

聖良「ダイヤさんルビィさんも幸せになりませんしね……」

理亞「毛ガニ詰め合わせ……高いな」

聖良「とりあえず私は、予算2万円程でガラス細工の……ペンとインクにします」

聖良「前から私が欲しかったものですけどね」

理亞「……ぐぬぬ」

理亞「どうしよう……」

445: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:16:39.53 ID:uO6tUK6b
~沼津~


理亞「どうしよう……」

聖良「まだ悩んでたんですか!?」

理亞「姉様……これは、まずい」

聖良「いや、流石に決まってるものかと思って……え、ほんとに?」

理亞「うん……」

聖良「……近くの雑貨屋で可愛いものでも見つけたらどう?」

理亞「そうするしかない……このへんに穴場の店はないかな……」スマホスマホ

理亞「……むむむ」

聖良「どうします? バスまで、まだ時間はあるけれど」

理亞「…………このへんといえば、善子」

聖良「ああ、津島善子さん」

理亞「あいつに聞けば……このへんの店事情には詳しいはず……」

聖良「けれど、善子さんにはバレてしまいますね」

446: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:19:11.49 ID:uO6tUK6b
理亞「私は別にそこまで隠す気はないからいいけど……あいつに何かを頼むのが私のプライドが許さない……」

聖良「ここに来てそんな事を言いだすんですか……」

理亞「善子より下に思われたくない……私はあの1年たちの中で1番なんだから……」

聖良(理亞のプライドの高さには困ります……)

聖良「でも、早くしないとバスの時間に間に合わないんじゃない?」

理亞「ぐぬぬ……姉様、先に行ってて。私はひとりでこの辺りを駆け回ってみる」

聖良「……大丈夫? 迷子になったり……」

理亞「しない。私はもう沼津に2回も来てるから」

聖良「確か……アニメとドラマCDで一度ずつ」

理亞「だから平気。このあたりの地理は完璧に頭に入ってる。私は常に成長しているの」

聖良「……そう?」

聖良「分からなくなったらすぐに電話するのよ。いい?」

理亞「任せて」

聖良「それじゃあ、先に黒澤家に行っています」

理亞「うん、気をつけて」

447: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:19:40.95 ID:uO6tUK6b
理亞「……迷った」

理亞「まずい……これじゃ本当に姉様に電話をしなくちゃいけない……」

理亞「せっかく色々あれから進化した私をAqoursに見せつけるチャンスなのに……これじゃ成長してないと思われる……」

理亞「どうせなら、プレゼントも進化した私を見せられるものがいい。北海道や沼津という枠にとらわれない、スペシャルな私……」

理亞「……そのためにはまず、迷子になったこの状況を打破する必要がある」

理亞「まずは歩いてきた道を確認、反芻」

理亞「沼津駅をまっすぐ行って左に曲がったり右に曲がったり色々歩き回ったから……」

理亞「……だから迷ってるんだ私。現実を認めるのは成長の証、私えらい。前までじゃ意固地になってたはず」

理亞「じゃあ、次は見えるものの把握……大きな橋とマンション」

理亞「……確か、あのマンションは善子の家だって前に言ってたはず。なら、まだ打開策はある」

理亞「あれを目指して歩けば善子に会える……助かる」

理亞「大丈夫、まだ助かる。あれが見える範囲から出なければ迷うことはない……はず。大丈夫。大丈夫だ、私」

448: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:20:16.00 ID:uO6tUK6b
テクテク


理亞「……なんか変な道に入っちゃった。暗い……」

キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ

理亞「……変な路地。こういうところに隠れた名店があるってゴローさんも言ってた」

理亞「よし、何事も挑戦が成長につながる。行こう」


コソコソ


理亞「……本当に暗い。ビルとビルの間だから、光が差してない……」テクテク

理亞「……ん? なに、あれ……店?」

理亞「汚い看板……だけど、名前……ま、まほ…………ううん、だめ。汚すぎて本当に読めない」

理亞「でも善子とか好きそうな感じ……もしかしたらあいつ知ってるのかな」

理亞「まあ、いいか。色々商品あるだろうし、その中からいいものを探せば」

理亞「店内、すごく暗そう……で、でも大丈夫! 進化した私なら、成長した私なら怖くない怖くない……」

理亞「……よし、行こう」


ガチャッ

キイィ……


「ひっひっひ……いらっしゃい。ようこそ魔法堂へ」

「よほど切実な願いがあると見える────」


ネクストプロローグ 完

449: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/15(土) 21:23:29.64 ID:uO6tUK6b
ノJ(`σ_ σ´リノし「スクールアイドル鹿角理亞は日々進化中」

450: 名無しで叶える物語(舞妓 どすえ) 2018/12/15(土) 21:23:48.12 ID:ZYOP9JQp
Saint Snowきた!

451: 名無しで叶える物語(庭) 2018/12/15(土) 23:47:12.14 ID:vU3NtgM3
魔法堂か
また嫌な予感がするな…

452: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/12/15(土) 23:52:08.00 ID:gvWA6uCh
貯めてた分追いついた…!ヨハネと深夜徘徊なんだこれ尊い。
続き期待です

453: 名無しで叶える物語(禿) 2018/12/16(日) 02:10:46.26 ID:vlH/HGf+
乙なのです
どきどきの展開きたのです!

459: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/16(日) 23:08:51.78 ID:rLBQrCS2
count the skills

現在、ヨハネの使える魔法は?


【タイムベント】
時間を超える大魔法!ダイヤに教えることになったんだけど、ちょっと波乱だったわね。
あれから私はダイヤに魔法を教えるのはやめたわよ? まあ、あの時だけの師弟関係ってことだったし。


【ドレイン】
すでに知られているでしょう、魔力吸収の魔法よ。
自然界に存在する魔力を体内に吸収することで、私の生命活動のエネルギーにしているの。
ちなみに人からもらうのが1番効率よく魔力吸収できるわ。
ね、善子♡


【空間操作】
特定の空間を捻じ曲げることができるわ。
こう、時間と空間の間にあるちょっとしたところを魔法でちょちょいと捏ねて伸ばしてできあがり。
言っておくけど、パンじゃないわよ。

460: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/16(日) 23:09:48.47 ID:rLBQrCS2
`¶cリ˘ヮ˚)|「悪いけど、今日はこれだけ」

`¶cリ˘ヮ˚)|「煮詰まっていて書き進められていないの……」

461: 名無しで叶える物語(空中都市アレイネ) 2018/12/16(日) 23:12:39.91 ID:7LXxKL1b
|c||^.- ^||煮えてきましたわ🍲

462: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/16(日) 23:13:57.25 ID:rLBQrCS2
`¶cリ˘ヮ˚)|「そのかわり、質問とか気になることがあれば答えられるところは答えるわよ!」

463: 名無しで叶える物語(禿) 2018/12/16(日) 23:22:07.37 ID:+mQY4aX+
煮詰まってんならもう完成寸前だろボケ堕天使

464: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/12/16(日) 23:23:11.07 ID:rOjROhvy
最近あったかわいいミニ善子ちゃんエピソード何かありますか?

465: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/16(日) 23:45:59.92 ID:rLBQrCS2
>>463
`¶cリ˘ヮ˚)|「ほんとだわ……全然違う意味だったわ」

`¶cリ˘ヮ˚)|「進捗ダメですってやつね!」


>>464
`¶cリ˘ヮ˚)|「善子の可愛い話は私のだけのものよ!」

466: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/16(日) 23:46:53.87 ID:rLBQrCS2
`¶cリ˘ヮ˚)|「あと普通に今週忙しくてなかなか更新できないかも……」

`¶cリ˘ヮ˚)|「我が魔力を分け与えます、結界の保護は任せます、リトルデーモンたち!」

467: 名無しで叶える物語(アメリカ合衆国) 2018/12/17(月) 00:31:40.23 ID:rwOqdV/y
善子襲う予定は

470: 名無しで叶える物語(たこやき) 2018/12/17(月) 00:51:51.13 ID:JzKZIlSI
>>467
`¶cリ˘ヮ˚)|「常にそのつもりだけど、ガードが硬いわね」

`¶cリ˘ヮ˚)|「どこまで行くのかまだ考えてないから、その辺もお楽しみに」

468: 名無しで叶える物語(魔王城門前) 2018/12/17(月) 00:31:58.08 ID:N2Kc8Ymq
お疲れ様
ゆっくり考えて

477: 名無しで叶える物語(庭) 2018/12/18(火) 19:11:46.68 ID:xHbumfdv
¶cリ˘ヮ˚)|「我が名はヨハネ。堕天使ヨハネ!ギラン!」

478: 名無しで叶える物語(プーアル茶) 2018/12/19(水) 01:58:30.65 ID:1aPwQXKH
善子ってかわいすぎじゃね?

479: 名無しで叶える物語(庭) 2018/12/19(水) 04:24:59.84 ID:3jkMounI
¶cリ˘ヮ˚)|「だからヨハネよ!」

485: 名無しで叶える物語(茸) 2018/12/20(木) 10:10:34.29 ID:j5lkmgJY
ヨハネちゃんは善子ちゃんのこと好きすぎでしょ

かわいい

486: 名無しで叶える物語(やわらか銀行) 2018/12/20(木) 16:50:12.62 ID:8rE1kT6E
ふたりのヨハネとか映像にしたらちょっとした天国よね

https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1543328012/