316: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/18(日) 17:08:01.78 ID:Vd5FgtC/
■ 後日@高ア連本部
スタスタスタ
半沢「………高ア連」
『高ア連』
高ア連とは日本高等学校スクールアイドル連盟の略称であり
半沢が再建を担う国立音ノ木坂学院や、過去に再建を手掛けたUTX高校をはじめ
全国3957校が加盟する公益財団法人である
連盟は教育の一環としてスクールアイドルの育成に力を入れており
全国大会である「ラブライブ!」の運営を行なっている
半沢「失礼します」
半沢「私、東京中央銀行の半沢と申します」
受付「いつもお世話になっております」
受付「半沢様」
半沢「13時より、選手権大会運営委員会の谷川様とお会いすることになっておりまして」
受付「承知しております」
受付「谷川ですが、4Fの第二応接室にてお待ちしております」
受付「ご案内いたしましょうか」
半沢「いえ、こちらで結構です」
半沢「教えていただきありがとうございます」
スタスタスタ
半沢「………高ア連」
『高ア連』
高ア連とは日本高等学校スクールアイドル連盟の略称であり
半沢が再建を担う国立音ノ木坂学院や、過去に再建を手掛けたUTX高校をはじめ
全国3957校が加盟する公益財団法人である
連盟は教育の一環としてスクールアイドルの育成に力を入れており
全国大会である「ラブライブ!」の運営を行なっている
半沢「失礼します」
半沢「私、東京中央銀行の半沢と申します」
受付「いつもお世話になっております」
受付「半沢様」
半沢「13時より、選手権大会運営委員会の谷川様とお会いすることになっておりまして」
受付「承知しております」
受付「谷川ですが、4Fの第二応接室にてお待ちしております」
受付「ご案内いたしましょうか」
半沢「いえ、こちらで結構です」
半沢「教えていただきありがとうございます」
317: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/18(日) 17:09:06.62 ID:Vd5FgtC/
■ 第二応接室
谷川「それで、本日はどのようなご用件でしょうか」
谷川「本連盟はあいにくお金には困っておりませんが」
半沢「はい」
半沢「現在、私はとある高校の再建を担当しておりまして」
半沢「少しお話を、と」
谷川「再建?」
半沢「ええ」
谷川「そうですか」
谷川「銀行マンも大変ですね」
谷川「それで、どちらの高校を?」
半沢「『国立音ノ木坂学院』と申します」
谷川「…」ピクッ
半沢「ご存知でしょうか」
谷川「申し訳ありませんが、存じておりません」
谷川「それで、本日はどのようなご用件でしょうか」
谷川「本連盟はあいにくお金には困っておりませんが」
半沢「はい」
半沢「現在、私はとある高校の再建を担当しておりまして」
半沢「少しお話を、と」
谷川「再建?」
半沢「ええ」
谷川「そうですか」
谷川「銀行マンも大変ですね」
谷川「それで、どちらの高校を?」
半沢「『国立音ノ木坂学院』と申します」
谷川「…」ピクッ
半沢「ご存知でしょうか」
谷川「申し訳ありませんが、存じておりません」
318: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/18(日) 17:11:12.49 ID:Vd5FgtC/
谷川「なにぶん本連盟は加盟校が多いものですから」
谷川「ご容赦下さい」
半沢「いえ」
半沢「私も過去の融資案件を全て記憶できているわけではありません」
半沢「お気になさらず」
谷川「それでその音ノ木坂学院がどうかされたのですか」
半沢「音ノ木坂ですが」
半沢「現在、スクールアイドル部が存在します」
半沢「正確な名称はアイドル研究部ですが」
谷川「そうでしたか」
半沢「先日、その部が御連盟主催の『ラブライブ!』へエントリーしたところ」
半沢「当初は承諾されたにもかかわらず、後ほど参加を見送りという書面通達が来まして」
半沢「それについてご説明をいただきたいと考えております」
谷川「先ほどもお話した通り、御校に関する事情を把握できておりません」
谷川「担当に確認をとりますので、後日ご連絡という形でも構いませんか」
半沢「今担当の方にご確認いただくことはできませんか?」
谷川「あいにく東京校の担当者が不在ですので」
半沢「…承知しました」
半沢「よろしくお願いいたします」
谷川「それでは私はこれで失礼します」
谷川「ご容赦下さい」
半沢「いえ」
半沢「私も過去の融資案件を全て記憶できているわけではありません」
半沢「お気になさらず」
谷川「それでその音ノ木坂学院がどうかされたのですか」
半沢「音ノ木坂ですが」
半沢「現在、スクールアイドル部が存在します」
半沢「正確な名称はアイドル研究部ですが」
谷川「そうでしたか」
半沢「先日、その部が御連盟主催の『ラブライブ!』へエントリーしたところ」
半沢「当初は承諾されたにもかかわらず、後ほど参加を見送りという書面通達が来まして」
半沢「それについてご説明をいただきたいと考えております」
谷川「先ほどもお話した通り、御校に関する事情を把握できておりません」
谷川「担当に確認をとりますので、後日ご連絡という形でも構いませんか」
半沢「今担当の方にご確認いただくことはできませんか?」
谷川「あいにく東京校の担当者が不在ですので」
半沢「…承知しました」
半沢「よろしくお願いいたします」
谷川「それでは私はこれで失礼します」
319: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/18(日) 19:25:46.87 ID:U1fMEx/d
高校野球並みの普及率や、、
320: 名無しで叶える物語(しまむら) 2020/10/18(日) 20:04:12.10 ID:wlSAGYex
高ア連www
321: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/18(日) 20:05:55.66 ID:81TkEzvT
高ス連じゃないのね
322: 名無しで叶える物語(しまむら) 2020/10/18(日) 21:44:48.30 ID:NtWN8P6U
高等「学校」にスクールの意味が入ってるからだろ
323: 名無しで叶える物語(馬刺し) 2020/10/18(日) 21:48:54.91 ID:FzybdNUY
期待
324: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/19(月) 05:53:53.86 ID:9bH3ZEZj
■ 後日@UTX高校屋上
海未「それで、谷川という方からその後連絡はあったのですか?」
半沢「…あるにはありましたが」
海未「その反応からすると、あまり良い結果では無かったのですね」
半沢「ざっくり言いますと、悪い意味でいろいろ話題になっている高校だから」
半沢「という内容です」
ことり「悪い意味で話題になるのと、スクールアイドルがどう関係あるんですか?」
半沢「スクールアイドル活動は教育の一環であり」
半沢「音ノ木坂はその教育をする土壌として」
半沢「現状適切ではない、との回答です」
真姫「…納得できないわね」
真姫「それなら音ノ木坂自体を除名すればいいじゃない」
真姫「加盟させといて出場させないなんて意味わかんない」
海未「まぁ、除名はそれなりに手続きが必要でしょうし」
海未「様子見の措置、というところでしょうか」
半沢「ええ」
半沢「あまり派手に動くと、高ア連自体にも飛び火が移る可能性があります」
半沢「穏便に行きたいところはあるでしょう」
半沢「ですが」
半沢「西木野さんのご意見も一理ある」
真姫「えっ」
海未「それで、谷川という方からその後連絡はあったのですか?」
半沢「…あるにはありましたが」
海未「その反応からすると、あまり良い結果では無かったのですね」
半沢「ざっくり言いますと、悪い意味でいろいろ話題になっている高校だから」
半沢「という内容です」
ことり「悪い意味で話題になるのと、スクールアイドルがどう関係あるんですか?」
半沢「スクールアイドル活動は教育の一環であり」
半沢「音ノ木坂はその教育をする土壌として」
半沢「現状適切ではない、との回答です」
真姫「…納得できないわね」
真姫「それなら音ノ木坂自体を除名すればいいじゃない」
真姫「加盟させといて出場させないなんて意味わかんない」
海未「まぁ、除名はそれなりに手続きが必要でしょうし」
海未「様子見の措置、というところでしょうか」
半沢「ええ」
半沢「あまり派手に動くと、高ア連自体にも飛び火が移る可能性があります」
半沢「穏便に行きたいところはあるでしょう」
半沢「ですが」
半沢「西木野さんのご意見も一理ある」
真姫「えっ」
325: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/19(月) 05:58:03.48 ID:9bH3ZEZj
半沢「高ア連は何かを隠されていると、私は考えています」
海未「どうしてそう思われるのですか」
半沢「私が音ノ木坂の名前を出した際、谷川さんは一瞬ですが怪訝な顔をされました」
半沢「音ノ木坂の事情を知った上で、何かを隠されているような」
ことり「でもそれだけじゃ…」
半沢「ええ」
半沢「もう一点あります」
半沢「私は音ノ木坂を東京に所在がある高校であると一言も言っていないにもかかわらず」
半沢「彼女は東京校の担当者の管轄であると決めつけた」
半沢「妙です」
真姫「東京中央銀行が担当してるから東京だと思った、とかじゃなくて?」
半沢「手前味噌ではありますが」
半沢「東京中央銀行は日本全国に750の支店をもつメガバンクです」
半沢「選手権大会運営委員会の委員長ともあろうお方が」
半沢「そのような安易なお考えをなさるとは考えにくい」
海未「…ということは」
半沢「ええ」
半沢「彼女は明らかに音ノ木坂のことを知っていた」
半沢「そしてそれを秘密にしておきたい事情があった」
半沢「高ア連は」
半沢「意図的にμ'sの参加を拒否している可能性があります」
海未「どうしてそう思われるのですか」
半沢「私が音ノ木坂の名前を出した際、谷川さんは一瞬ですが怪訝な顔をされました」
半沢「音ノ木坂の事情を知った上で、何かを隠されているような」
ことり「でもそれだけじゃ…」
半沢「ええ」
半沢「もう一点あります」
半沢「私は音ノ木坂を東京に所在がある高校であると一言も言っていないにもかかわらず」
半沢「彼女は東京校の担当者の管轄であると決めつけた」
半沢「妙です」
真姫「東京中央銀行が担当してるから東京だと思った、とかじゃなくて?」
半沢「手前味噌ではありますが」
半沢「東京中央銀行は日本全国に750の支店をもつメガバンクです」
半沢「選手権大会運営委員会の委員長ともあろうお方が」
半沢「そのような安易なお考えをなさるとは考えにくい」
海未「…ということは」
半沢「ええ」
半沢「彼女は明らかに音ノ木坂のことを知っていた」
半沢「そしてそれを秘密にしておきたい事情があった」
半沢「高ア連は」
半沢「意図的にμ'sの参加を拒否している可能性があります」
326: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/19(月) 06:31:13.52 ID:UpwdaYQr
谷川ってドラマだと開投銀の人か
327: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/19(月) 13:12:37.10 ID:GswTc9NR
脳内再生余裕なのが面白い
328: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/10/19(月) 22:55:47.47 ID:X3OEYgDU
高ア連とか、よく思い付いたなぁ
329: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:07:14.89 ID:mar6nlWC
■ 東京中央銀行 大和田取締役 役員室
ガチャ
半沢「失礼します」
大和田「おぉー、半沢くん」
半沢「本日はどのようなご用件でしょうか」
大和田「どのようなご用件じゃないよ」
大和田「音ノ木の再建案は順調かねぇ?」
半沢「ええ」
半沢「今月末にはご提示できるかと」
大和田「そうですか」
大和田「私も不本意ではあるがねぇ」
大和田「本プロジェクトにおいて君は私の部下です」
半沢「不本意?」
半沢「私をこのプロジェクトに推薦したのは、大和田さん」
半沢「貴方ではありませんか」
ガチャ
半沢「失礼します」
大和田「おぉー、半沢くん」
半沢「本日はどのようなご用件でしょうか」
大和田「どのようなご用件じゃないよ」
大和田「音ノ木の再建案は順調かねぇ?」
半沢「ええ」
半沢「今月末にはご提示できるかと」
大和田「そうですか」
大和田「私も不本意ではあるがねぇ」
大和田「本プロジェクトにおいて君は私の部下です」
半沢「不本意?」
半沢「私をこのプロジェクトに推薦したのは、大和田さん」
半沢「貴方ではありませんか」
330: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:10:43.87 ID:mar6nlWC
大和田「前にも言いましたがね、半沢くん」
大和田「君のバンカーとしての腕だけは認めてるつもりです」
半沢「それだけでしょうか」
大和田「んん?」
大和田「他にも褒められたいというんですか?」
大和田「ほぉー、これはこれはいいご身分ですねぇー」
半沢「…」
大和田「…なんだよ」
大和田「心当たりがあるのなら言ってみなさい」
半沢「音ノ木坂への融資案件は、旧T、旧東京第一銀行が手掛けたものです」
半沢「学校規模に見合わない融資額になっているのは」
半沢「何か裏があるとお考えなのでは無いでしょうか」
半沢「だから、旧S、旧産業中央銀行出身である私をリーダーに充てた」
半沢「違いますか」
大和田「…」
大和田「…頭取はな」
大和田「旧T出身であるが故、取り巻きも旧Tが多く、大変苦心されている」
半沢「…」
大和田「旧Sで動けるとしたら私か君しかいない」
大和田「失敗は許されねぇぞ、半沢」
大和田「君のバンカーとしての腕だけは認めてるつもりです」
半沢「それだけでしょうか」
大和田「んん?」
大和田「他にも褒められたいというんですか?」
大和田「ほぉー、これはこれはいいご身分ですねぇー」
半沢「…」
大和田「…なんだよ」
大和田「心当たりがあるのなら言ってみなさい」
半沢「音ノ木坂への融資案件は、旧T、旧東京第一銀行が手掛けたものです」
半沢「学校規模に見合わない融資額になっているのは」
半沢「何か裏があるとお考えなのでは無いでしょうか」
半沢「だから、旧S、旧産業中央銀行出身である私をリーダーに充てた」
半沢「違いますか」
大和田「…」
大和田「…頭取はな」
大和田「旧T出身であるが故、取り巻きも旧Tが多く、大変苦心されている」
半沢「…」
大和田「旧Sで動けるとしたら私か君しかいない」
大和田「失敗は許されねぇぞ、半沢」
331: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:14:46.31 ID:mar6nlWC
半沢「…貴方こそ、途中で裏切ったりしないでしょうね」
半沢「失敗の火種はいつも誰かの裏切りだ」
大和田「私が頭取を裏切る?」
大和田「バカも休み休み言いたまえよ半沢くん」
大和田「それより音ノ木の報告をちゃんとしなさい」
大和田「報連相の一つもできないのか?君は」
半沢「…音ノ木の再建ですが」
半沢「鍵を握るのは『μ's』にあると考えています」
大和田「…ミューズ?薬用石鹸でも販売するんですか?」
半沢「音ノ木に所属するスクールアイドルユニットです」
半沢「彼女たちが全国的に有名になれば、再建への良い材料になります」
大和田「はぁ…?スクールアイドル…?」
大和田「そんなちっぽけなものが一体何の足しになるって言うんですか?」
大和田「それよりも財務状況の整理が先じゃないのか」
半沢「もちろん並行して進めておりますが」
半沢「ちっぽけとは聞き捨てなりませんね」
大和田「大勢を見ろと言っているんだよ、私は」
大和田「アイドルなんかにうつつを抜かしてる場合か?」
半沢「…あなたはいつもそうです」
半沢「そのものの奥にある価値、可能性を見抜こうとしない」
大和田「はぁ?」
半沢「失敗の火種はいつも誰かの裏切りだ」
大和田「私が頭取を裏切る?」
大和田「バカも休み休み言いたまえよ半沢くん」
大和田「それより音ノ木の報告をちゃんとしなさい」
大和田「報連相の一つもできないのか?君は」
半沢「…音ノ木の再建ですが」
半沢「鍵を握るのは『μ's』にあると考えています」
大和田「…ミューズ?薬用石鹸でも販売するんですか?」
半沢「音ノ木に所属するスクールアイドルユニットです」
半沢「彼女たちが全国的に有名になれば、再建への良い材料になります」
大和田「はぁ…?スクールアイドル…?」
大和田「そんなちっぽけなものが一体何の足しになるって言うんですか?」
大和田「それよりも財務状況の整理が先じゃないのか」
半沢「もちろん並行して進めておりますが」
半沢「ちっぽけとは聞き捨てなりませんね」
大和田「大勢を見ろと言っているんだよ、私は」
大和田「アイドルなんかにうつつを抜かしてる場合か?」
半沢「…あなたはいつもそうです」
半沢「そのものの奥にある価値、可能性を見抜こうとしない」
大和田「はぁ?」
332: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:15:34.48 ID:mar6nlWC
半沢「あなたにとってはちっぽけなスクールアイドルかもしれませんが」
半沢「そのアイドル一人一人が国を動かしているんです」
大和田「何を言っているんだね、君は」
半沢「…この写真を見て何か思い出しませんか」
大和田「ああ…?」
大和田「なんだこの薄汚い芸能事務所みたいなのは?」
半沢「……!!」
半沢「…これ以上の報告は次回とさせていただきたい」
半沢「失礼致します」
大和田「おい、半沢!」
大和田「…スクールアイドルだぁ?」
半沢「そのアイドル一人一人が国を動かしているんです」
大和田「何を言っているんだね、君は」
半沢「…この写真を見て何か思い出しませんか」
大和田「ああ…?」
大和田「なんだこの薄汚い芸能事務所みたいなのは?」
半沢「……!!」
半沢「…これ以上の報告は次回とさせていただきたい」
半沢「失礼致します」
大和田「おい、半沢!」
大和田「…スクールアイドルだぁ?」
333: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:16:19.27 ID:mar6nlWC
スタスタスタ…
半沢(………)
(回想)
半沢父『待って下さい…!!』
半沢父『お願いします…!!』
半沢父『もう少しで…もう少しで国民的アイドルが育つんです…!!』
大和田『…』
大和田『…いい加減にして下さい!!』バッ!!
半沢父『グッ…!!』
半沢父『…ま…待って…待って下さい…!!』
半沢(………大和田)
スタスタスタ…
半沢(………)
(回想)
半沢父『待って下さい…!!』
半沢父『お願いします…!!』
半沢父『もう少しで…もう少しで国民的アイドルが育つんです…!!』
大和田『…』
大和田『…いい加減にして下さい!!』バッ!!
半沢父『グッ…!!』
半沢父『…ま…待って…待って下さい…!!』
半沢(………大和田)
スタスタスタ…
334: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 05:16:29.58 ID:mar6nlWC
続きます
335: 名無しで叶える物語(しまむら) 2020/10/20(火) 07:30:08.54 ID:RKhQEid7
鶴瓶さん!事務所やってたんか!
336: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/20(火) 07:33:54.27 ID:dzVP72XL
ネジじゃなくて芸能事務所w
337: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/20(火) 07:39:01.46 ID:m5gBooKO
これは倒産不可避
338: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/20(火) 12:02:48.22 ID:2yjv+zut
ネジじゃなくて芸能事務所で草
339: 名無しで叶える物語(あゆ) 2020/10/20(火) 22:37:52.01 ID:sATrvkDh
半沢パパももちろん脳内再生余裕でした
340: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 22:43:19.77 ID:mar6nlWC
■ 高坂家
穂乃果母「穂乃果ー、晩ご飯よー?」
穂乃果「ありがとう、お母さん」
穂乃果「今から行くね」
スタスタ
ガラー
穂乃果「えっ」
海未母「ふふっ、お邪魔してます」
海未母「穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃんのお母さんっ!」
穂乃果「どうしてっ?」
海未母「お饅頭を買いに来たついでにね?」
穂乃果母「最近来てくれてなかったからねー」
穂乃果母「久しぶりに一緒に話したくなっちゃって」
穂乃果「そうなんだっ」
穂乃果「ゆっくりしていって下さいっ!」
穂乃果母「穂乃果ー、晩ご飯よー?」
穂乃果「ありがとう、お母さん」
穂乃果「今から行くね」
スタスタ
ガラー
穂乃果「えっ」
海未母「ふふっ、お邪魔してます」
海未母「穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃんのお母さんっ!」
穂乃果「どうしてっ?」
海未母「お饅頭を買いに来たついでにね?」
穂乃果母「最近来てくれてなかったからねー」
穂乃果母「久しぶりに一緒に話したくなっちゃって」
穂乃果「そうなんだっ」
穂乃果「ゆっくりしていって下さいっ!」
341: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 22:45:33.64 ID:mar6nlWC
海未母「ふふっ、穂乃果ちゃんとも久々に話せるから嬉しくなっちゃうわ?」
海未母「スクールアイドル、始めたのでしょう?」
穂乃果「あっ…そ…それは…」
穂乃果「私…」
穂乃果「もう…アイドル辞
海未母「本当、昔のきぃちゃんそっくりね?」
穂乃果「えっ?」
海未母「さっき二人で話していたのよ?」
穂乃果母「ちょっ…!その話は…!!」
海未母「あら?ダメだったの?」
穂乃果母「は…恥ずかしいから…」
穂乃果「えっ?なになに?聞かせて欲しいっ」
海未母「ふふっ、穂乃果ちゃんにそこまで言われたらね~」
穂乃果母「も…もう…」
海未母「きぃちゃんなんだけどね?」
海未母「昔アイドルになろうとしてたのよ♪」
海未母「本当穂乃果ちゃんそっくりだわ?」
穂乃果「えっ…」
穂乃果「えええ!?お母さんが!?」
海未母「スクールアイドル、始めたのでしょう?」
穂乃果「あっ…そ…それは…」
穂乃果「私…」
穂乃果「もう…アイドル辞
海未母「本当、昔のきぃちゃんそっくりね?」
穂乃果「えっ?」
海未母「さっき二人で話していたのよ?」
穂乃果母「ちょっ…!その話は…!!」
海未母「あら?ダメだったの?」
穂乃果母「は…恥ずかしいから…」
穂乃果「えっ?なになに?聞かせて欲しいっ」
海未母「ふふっ、穂乃果ちゃんにそこまで言われたらね~」
穂乃果母「も…もう…」
海未母「きぃちゃんなんだけどね?」
海未母「昔アイドルになろうとしてたのよ♪」
海未母「本当穂乃果ちゃんそっくりだわ?」
穂乃果「えっ…」
穂乃果「えええ!?お母さんが!?」
342: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 22:48:06.69 ID:mar6nlWC
穂乃果母「な…なろうとしてただけで結局なれてないから…」
海未母「でも当時ホント可愛かったんだから♪」
海未母「ほら?この写真見て~」
穂乃果「どれどれー?」
穂乃果母「ちょ…!!いい加減にしなさい…!!///」
穂乃果「うわっ!ホントだ!」
穂乃果「お母さん若いしスカート短いっ!!」
穂乃果「すっごく可愛いっ!!」
穂乃果母「あ…あんまり見ないでよ…」
穂乃果「この隣にいる眼鏡を掛けたおじさんは?」
穂乃果母「……」
穂乃果母「…この人は当時私が所属してた芸能事務所の社長さん」
穂乃果母「小さい事務所だったけど何の取り柄もない私に目をかけてくれて」
穂乃果「へぇ~」
穂乃果「お母さんを選ぶなんて見る目ある~」
海未母「実際いいところまで行ったのよ?」
海未母「それなのにアイドルを途中で辞めちゃうなんて…」
海未母「事情も話してくれないし…もったいないわ?」
穂乃果母「や…辞めたくて辞めたわけじゃない…!!」
穂乃果「えっ…?」
穂乃果母「あ…!!ご…ごめんなさい…急に声を荒げちゃって」
穂乃果母「…この話は…もうおしまい」
穂乃果母「ふふっ、晩ご飯にしましょう?」
海未母「でも当時ホント可愛かったんだから♪」
海未母「ほら?この写真見て~」
穂乃果「どれどれー?」
穂乃果母「ちょ…!!いい加減にしなさい…!!///」
穂乃果「うわっ!ホントだ!」
穂乃果「お母さん若いしスカート短いっ!!」
穂乃果「すっごく可愛いっ!!」
穂乃果母「あ…あんまり見ないでよ…」
穂乃果「この隣にいる眼鏡を掛けたおじさんは?」
穂乃果母「……」
穂乃果母「…この人は当時私が所属してた芸能事務所の社長さん」
穂乃果母「小さい事務所だったけど何の取り柄もない私に目をかけてくれて」
穂乃果「へぇ~」
穂乃果「お母さんを選ぶなんて見る目ある~」
海未母「実際いいところまで行ったのよ?」
海未母「それなのにアイドルを途中で辞めちゃうなんて…」
海未母「事情も話してくれないし…もったいないわ?」
穂乃果母「や…辞めたくて辞めたわけじゃない…!!」
穂乃果「えっ…?」
穂乃果母「あ…!!ご…ごめんなさい…急に声を荒げちゃって」
穂乃果母「…この話は…もうおしまい」
穂乃果母「ふふっ、晩ご飯にしましょう?」
343: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/20(火) 22:48:15.18 ID:mar6nlWC
続きます
344: 名無しで叶える物語(庭) 2020/10/20(火) 23:34:02.65 ID:BO2o4hsH
なるほどね
話の構成がうまいな
話の構成がうまいな
346: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/10/21(水) 22:14:49.95 ID:KRvUD0za
いろんな因果が…
353: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/24(土) 23:52:53.05 ID:xDsRaDVg
■ 食後@雪穂の部屋
タッタッタッ!!
ガララー!!
穂乃果「ねぇねぇ雪穂っ!」
雪穂「うわぁ!?」
雪穂「び…びっくりしたぁ…」ドキドキ
雪穂「ド…ドアのノックくらいしてよ!お姉ちゃん!!」
穂乃果「ドアじゃなくてふすまじゃん」
穂乃果「そんなことより聞いて!!」
雪穂「晩ご飯なら外で食べてきたからいらないって言ったでしょ…」
穂乃果「もぉー、ちがうよぉー」
穂乃果「お母さんのこと!!」
雪穂「お母さんがどうかしたの?」
穂乃果「お母さん!昔アイドルを目指してたんだって!!」
穂乃果「写真見せてもらったんだけどすっごく可愛いくてっ!!」
雪穂「……」
雪穂「……それ…誰から聞いたの?」
穂乃果「えっ?海未ちゃんのお母さんからだけど」
雪穂「……あちゃー」
雪穂「…秘密にしてたんだけどなぁ」
穂乃果「ええ!?雪穂知ってたの!?」
穂乃果「もぉー!ズルイよぉ!!」
雪穂「ズルイって言われても…」
穂乃果「なんで雪穂だけ知ってるのさっ!!」
雪穂「……そ…それは」
穂乃果「ねぇ!!」ガシッ
雪穂「う…うぅー…」
タッタッタッ!!
ガララー!!
穂乃果「ねぇねぇ雪穂っ!」
雪穂「うわぁ!?」
雪穂「び…びっくりしたぁ…」ドキドキ
雪穂「ド…ドアのノックくらいしてよ!お姉ちゃん!!」
穂乃果「ドアじゃなくてふすまじゃん」
穂乃果「そんなことより聞いて!!」
雪穂「晩ご飯なら外で食べてきたからいらないって言ったでしょ…」
穂乃果「もぉー、ちがうよぉー」
穂乃果「お母さんのこと!!」
雪穂「お母さんがどうかしたの?」
穂乃果「お母さん!昔アイドルを目指してたんだって!!」
穂乃果「写真見せてもらったんだけどすっごく可愛いくてっ!!」
雪穂「……」
雪穂「……それ…誰から聞いたの?」
穂乃果「えっ?海未ちゃんのお母さんからだけど」
雪穂「……あちゃー」
雪穂「…秘密にしてたんだけどなぁ」
穂乃果「ええ!?雪穂知ってたの!?」
穂乃果「もぉー!ズルイよぉ!!」
雪穂「ズルイって言われても…」
穂乃果「なんで雪穂だけ知ってるのさっ!!」
雪穂「……そ…それは」
穂乃果「ねぇ!!」ガシッ
雪穂「う…うぅー…」
354: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/24(土) 23:55:50.92 ID:xDsRaDVg
雪穂「…」
雪穂「…お姉ちゃんがスクールアイドルやるって宣言を聞いた後に」
雪穂「お母さんが…こっそり私に話してくれたの」
穂乃果「えっ」
雪穂「『お姉ちゃんがアイドルやるの、すっごく嬉しいんだ』って…」
雪穂「『自分は最後までやり通せなかったから夢を叶えさせてあげたいの』って…」
雪穂「『穂乃果の夢は私の夢なんだ』って…」
穂乃果「……!!」
穂乃果「そ…そんな……知らなかった……」
穂乃果「………私……お母さんを失望させちゃったのかな…」
雪穂「そんなことない!!」
穂乃果「ゆ…雪穂…?」
雪穂「お姉ちゃんはμ'sのためにいっぱい頑張ったじゃん!!」
雪穂「悪いのは……汚い大人たちだよ……」グスッ
雪穂「この前もスーツ着た男の人がお姉ちゃんを探しに店に来たりして…いい迷惑だよ…」
穂乃果「スーツを着た…男の人?」
雪穂「いーの!!追い返しといたからっ!!」
穂乃果「……」
雪穂「それより、お姉ちゃん時間できたんでしょ?」
雪穂「たまには家にいないでパーッと遊びにでも行ってきなよっ」
雪穂「なんなら~妹の私が特別に付き合ってあげてもいいよ~?」ニシシ
穂乃果「…」
穂乃果「…」
穂乃果「……」クスッ
穂乃果「…雪穂、いつもありがとう」ポンッ
雪穂「あっ…」
雪穂「……うんっ」エヘヘ
雪穂「…お姉ちゃんがスクールアイドルやるって宣言を聞いた後に」
雪穂「お母さんが…こっそり私に話してくれたの」
穂乃果「えっ」
雪穂「『お姉ちゃんがアイドルやるの、すっごく嬉しいんだ』って…」
雪穂「『自分は最後までやり通せなかったから夢を叶えさせてあげたいの』って…」
雪穂「『穂乃果の夢は私の夢なんだ』って…」
穂乃果「……!!」
穂乃果「そ…そんな……知らなかった……」
穂乃果「………私……お母さんを失望させちゃったのかな…」
雪穂「そんなことない!!」
穂乃果「ゆ…雪穂…?」
雪穂「お姉ちゃんはμ'sのためにいっぱい頑張ったじゃん!!」
雪穂「悪いのは……汚い大人たちだよ……」グスッ
雪穂「この前もスーツ着た男の人がお姉ちゃんを探しに店に来たりして…いい迷惑だよ…」
穂乃果「スーツを着た…男の人?」
雪穂「いーの!!追い返しといたからっ!!」
穂乃果「……」
雪穂「それより、お姉ちゃん時間できたんでしょ?」
雪穂「たまには家にいないでパーッと遊びにでも行ってきなよっ」
雪穂「なんなら~妹の私が特別に付き合ってあげてもいいよ~?」ニシシ
穂乃果「…」
穂乃果「…」
穂乃果「……」クスッ
穂乃果「…雪穂、いつもありがとう」ポンッ
雪穂「あっ…」
雪穂「……うんっ」エヘヘ
355: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/24(土) 23:56:52.13 ID:xDsRaDVg
少し間が空きましたが続きを書かせて頂きます
356: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 00:24:08.74 ID:V6ngEISe
穂乃果「雪穂」
雪穂「うん?」
穂乃果「…お母さんの昔のこと」
穂乃果「…スーツの男の人のこと」
穂乃果「私に詳しく聞かせて?」
雪穂「…えっ?」
雪穂「で…でも…」
穂乃果「……」ギュッ
雪穂「……!!」
穂乃果「知りたいの」
穂乃果「お願い」
雪穂「うん?」
穂乃果「…お母さんの昔のこと」
穂乃果「…スーツの男の人のこと」
穂乃果「私に詳しく聞かせて?」
雪穂「…えっ?」
雪穂「で…でも…」
穂乃果「……」ギュッ
雪穂「……!!」
穂乃果「知りたいの」
穂乃果「お願い」
357: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:11:33.76 ID:V6ngEISe
■ 同刻@展望台
ガチャ
花「うわー!凄いねっ!」
花「こんなに綺麗な夜景が観れる場所があったんだっ」
半沢「花」
花「うん?」
半沢「ずっと、話しておきたかったことがある」
花「なーに?」
半沢「俺の親父は過労で死んだって昔に話したよな」
花「…うん」
半沢「あれは、嘘なんだ」
花「……えっ」
半沢「親父が操業していた半沢芸能が」
半沢「当時資金繰りで信頼していたメインバンクに突然見捨てられ」
半沢「親父は自殺したんだ」
花「……!!」
花「そ…そんな………」
半沢「…ごめん」
半沢「黙ってて」
花「…」
半沢「銀行は、親父の事務所に未来は無いと考え」
半沢「協力して再建案を検討することもせず」
半沢「突然融資を打ち切った」
花「…」
ガチャ
花「うわー!凄いねっ!」
花「こんなに綺麗な夜景が観れる場所があったんだっ」
半沢「花」
花「うん?」
半沢「ずっと、話しておきたかったことがある」
花「なーに?」
半沢「俺の親父は過労で死んだって昔に話したよな」
花「…うん」
半沢「あれは、嘘なんだ」
花「……えっ」
半沢「親父が操業していた半沢芸能が」
半沢「当時資金繰りで信頼していたメインバンクに突然見捨てられ」
半沢「親父は自殺したんだ」
花「……!!」
花「そ…そんな………」
半沢「…ごめん」
半沢「黙ってて」
花「…」
半沢「銀行は、親父の事務所に未来は無いと考え」
半沢「協力して再建案を検討することもせず」
半沢「突然融資を打ち切った」
花「…」
358: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:13:08.67 ID:V6ngEISe
半沢「事務所の所属メンバーは少数だったが」
半沢「トップアイドルを目指し希望に満ち溢れていた」
半沢「だが、事務所が潰れたことをきっかけに」
半沢「皆活動を辞めてしまったそうだ」
花「…どうして?」
花「…他の事務所に移るって選択肢は無かったの…?」
半沢「汚い大人のやり方に嫌気がさしたそうだ」
半沢「自分たちは今後もこんな世界で生きていかないといけないのかって」
花「…そっか」
花「…もしかしたら…私もそう思っちゃうかも」
半沢「そうだな」
花「その人たちはその後どうなったの…?」
半沢「所属メンバーのその後は俺も分からない」
半沢「あれから25年、家族を持つ方もおられるだろう」
半沢「もしかしたらこの夜景の光のどこかにいるのかもしれない」
花「…」
半沢「トップアイドルを目指し希望に満ち溢れていた」
半沢「だが、事務所が潰れたことをきっかけに」
半沢「皆活動を辞めてしまったそうだ」
花「…どうして?」
花「…他の事務所に移るって選択肢は無かったの…?」
半沢「汚い大人のやり方に嫌気がさしたそうだ」
半沢「自分たちは今後もこんな世界で生きていかないといけないのかって」
花「…そっか」
花「…もしかしたら…私もそう思っちゃうかも」
半沢「そうだな」
花「その人たちはその後どうなったの…?」
半沢「所属メンバーのその後は俺も分からない」
半沢「あれから25年、家族を持つ方もおられるだろう」
半沢「もしかしたらこの夜景の光のどこかにいるのかもしれない」
花「…」
359: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:14:46.19 ID:V6ngEISe
花「…その人たちの子供がアイドルをやりたいって言ったら」
花「…どう言って…あげるのかな」
半沢「どうだろうな」
半沢「…ただ一つ言えるのは」
半沢「子供にはずっと夢を、希望を持って欲しい」
半沢「そう思わない親はいないんじゃないかと思う」
花「…うん」
半沢「俺は」
半沢「そんな子供達や親、アイドルや経営者の想いに寄り添えるバンカーになりたい」
花「…」クスッ
花「直樹ならできるよ?」
半沢「…ありがとう、花」ギュッ
花「うん…」ギュッ
花「…どう言って…あげるのかな」
半沢「どうだろうな」
半沢「…ただ一つ言えるのは」
半沢「子供にはずっと夢を、希望を持って欲しい」
半沢「そう思わない親はいないんじゃないかと思う」
花「…うん」
半沢「俺は」
半沢「そんな子供達や親、アイドルや経営者の想いに寄り添えるバンカーになりたい」
花「…」クスッ
花「直樹ならできるよ?」
半沢「…ありがとう、花」ギュッ
花「うん…」ギュッ
360: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:15:56.79 ID:V6ngEISe
半沢「…だが、俺だけがそうなっても駄目なんだ」
半沢「さっきは言葉を濁したが」
半沢「親父への融資を断ったメインバンクは」
半沢「東京中央銀行だ」
花「……えっ……?」
花「じゃあ…何…?」
花「お父さんの仇の銀行に入ったってこと…?どうして…?」
半沢「…さっきも言ったが」
半沢「俺一人だけじゃ何も変えられない」
半沢「世の中を活かすも殺すも銀行次第」
半沢「銀行全体を変えないといけない」
半沢「だから…俺は上に行きたい」
花「…そっか」
花「話してくれてありがと…直樹」
半沢「…花」
半沢「親父が死んだ後、希望が無くなった俺を支えてくれたのは」
半沢「花のひまわりのような笑顔だった」
花「ふふっ」クスッ
半沢「笑顔は人々に勇気を希望を与えてくれる」
半沢「俺はアイドルにはなれないが」
半沢「人を笑顔にさせられる仕事をしていきたい」
半沢「そう思ってる」
半沢「さっきは言葉を濁したが」
半沢「親父への融資を断ったメインバンクは」
半沢「東京中央銀行だ」
花「……えっ……?」
花「じゃあ…何…?」
花「お父さんの仇の銀行に入ったってこと…?どうして…?」
半沢「…さっきも言ったが」
半沢「俺一人だけじゃ何も変えられない」
半沢「世の中を活かすも殺すも銀行次第」
半沢「銀行全体を変えないといけない」
半沢「だから…俺は上に行きたい」
花「…そっか」
花「話してくれてありがと…直樹」
半沢「…花」
半沢「親父が死んだ後、希望が無くなった俺を支えてくれたのは」
半沢「花のひまわりのような笑顔だった」
花「ふふっ」クスッ
半沢「笑顔は人々に勇気を希望を与えてくれる」
半沢「俺はアイドルにはなれないが」
半沢「人を笑顔にさせられる仕事をしていきたい」
半沢「そう思ってる」
361: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/25(日) 10:46:18.05 ID:na5UvY6Q
半沢カッコよ過ぎワロタ
362: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:56:53.52 ID:V6ngEISe
■ 翌日@園田家前
ガララー
海未「行って参ります」
スタスタスタ
スタスタ
……ピタッ
海未「……!!」
海未「ほ…穂乃果!!」
穂乃果「…うん」
穂乃果「海未ちゃん、おはよ」ニコッ
穂乃果「一緒に学校、行こ?」
―――――
――――
――
海未「最近は、放課後どうしているのですか」
穂乃果「うーん、漫画読んだりテレビ見たり?」
海未「もう…遊びばかりでなく宿題もしなければいけませんよ?」
穂乃果「ご…ごめーん…」
海未「ふふっ、わかってもらえたら良かったです」
ガララー
海未「行って参ります」
スタスタスタ
スタスタ
……ピタッ
海未「……!!」
海未「ほ…穂乃果!!」
穂乃果「…うん」
穂乃果「海未ちゃん、おはよ」ニコッ
穂乃果「一緒に学校、行こ?」
―――――
――――
――
海未「最近は、放課後どうしているのですか」
穂乃果「うーん、漫画読んだりテレビ見たり?」
海未「もう…遊びばかりでなく宿題もしなければいけませんよ?」
穂乃果「ご…ごめーん…」
海未「ふふっ、わかってもらえたら良かったです」
363: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 10:59:51.46 ID:V6ngEISe
穂乃果「……海未ちゃん」
穂乃果「…あのね?」
海未「どうかしましたか?」
穂乃果「…これまで海未ちゃんのお誘い…断り続けちゃってごめん」
海未「…穂乃果」
穂乃果「…私…スクールアイドル続けるの…怖かったの」
穂乃果「急にいろんな人が私達の邪魔をしてきて…」
穂乃果「皆に迷惑をかけるのが…怖かった…」
海未「迷惑…ですか」
穂乃果「うん…」
海未「……」クスッ
海未「はっきり言いますが、穂乃果にはずっと迷惑かけられっぱなしなんですよ」
穂乃果「えっ」
海未「そもそも私がアイドルをやってること自体、今でも違和感が凄いです」
海未「ですが、穂乃果に振り回されるのはもう慣れっこなんです」
穂乃果「う…海未ちゃん」
海未「なんなら、かなりその気になってきました」
海未「私、実は結構ビジュアルイケているのではないかと」
海未「ことりにも負けるつもりはありません」フフン
穂乃果「……」
穂乃果「…ふふっ……あははっ!!」
穂乃果「う…海未ちゃん…ふふっ…無理しすぎ……あははっ!!」
海未「な…何を笑っているのですか…!///」
穂乃果「…あのね?」
海未「どうかしましたか?」
穂乃果「…これまで海未ちゃんのお誘い…断り続けちゃってごめん」
海未「…穂乃果」
穂乃果「…私…スクールアイドル続けるの…怖かったの」
穂乃果「急にいろんな人が私達の邪魔をしてきて…」
穂乃果「皆に迷惑をかけるのが…怖かった…」
海未「迷惑…ですか」
穂乃果「うん…」
海未「……」クスッ
海未「はっきり言いますが、穂乃果にはずっと迷惑かけられっぱなしなんですよ」
穂乃果「えっ」
海未「そもそも私がアイドルをやってること自体、今でも違和感が凄いです」
海未「ですが、穂乃果に振り回されるのはもう慣れっこなんです」
穂乃果「う…海未ちゃん」
海未「なんなら、かなりその気になってきました」
海未「私、実は結構ビジュアルイケているのではないかと」
海未「ことりにも負けるつもりはありません」フフン
穂乃果「……」
穂乃果「…ふふっ……あははっ!!」
穂乃果「う…海未ちゃん…ふふっ…無理しすぎ……あははっ!!」
海未「な…何を笑っているのですか…!///」
364: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 11:03:24.97 ID:V6ngEISe
穂乃果「だって…ふふっ…いつもだったら絶対に言わないセリフだし…ふふっ…」
穂乃果「あははっ!お腹痛い…ふふっ…」
海未「も…もう…!笑いすぎですよ穂乃果…!」
穂乃果「ご…ごめんごめん…ふふっ」
穂乃果「…ありがと海未ちゃん」
穂乃果「私を元気づけてくれようとしたんでしょ?」
海未「…」
海未「…元気」
海未「出ましたか?」
穂乃果「うんっ!」
穂乃果「最近で一番笑ったかも!!」
海未「…それはよかったです」クスッ
海未「私は穂乃果が元気になってくれればそれでいいんです」
穂乃果「…海未ちゃん」
穂乃果「これまで…心配かけてごめん」
穂乃果「私…μ'sのみんなに逢いたい」
海未「ふふっ、みんなも喜ぶと思います」
海未「今日の放課後に一緒に行きましょう」
穂乃果「ありがとう!」
穂乃果「あははっ!お腹痛い…ふふっ…」
海未「も…もう…!笑いすぎですよ穂乃果…!」
穂乃果「ご…ごめんごめん…ふふっ」
穂乃果「…ありがと海未ちゃん」
穂乃果「私を元気づけてくれようとしたんでしょ?」
海未「…」
海未「…元気」
海未「出ましたか?」
穂乃果「うんっ!」
穂乃果「最近で一番笑ったかも!!」
海未「…それはよかったです」クスッ
海未「私は穂乃果が元気になってくれればそれでいいんです」
穂乃果「…海未ちゃん」
穂乃果「これまで…心配かけてごめん」
穂乃果「私…μ'sのみんなに逢いたい」
海未「ふふっ、みんなも喜ぶと思います」
海未「今日の放課後に一緒に行きましょう」
穂乃果「ありがとう!」
365: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 11:03:34.60 ID:V6ngEISe
穂乃果「あと…黒いスーツを着た男の人で思い当たる人っている?」
穂乃果「眼鏡はかけてないみたいなんだけど…」
海未「もしかすると…半沢さんでしょうか」
穂乃果「知ってるの!?」
海未「ええ」
海未「私たちμ'sを全面的にサポート頂いている銀行の方です」
穂乃果「そうなんだ…」
穂乃果「………信頼できる人…?」
海未「…少しは信頼できるかもしれない、と当初は思っていました」
海未「ですが、訂正します」
穂乃果「…?」
海未「間違いなく信頼できる方です」
海未「彼なら…音ノ木坂を本当に変えてくれるかもしれません」
穂乃果「眼鏡はかけてないみたいなんだけど…」
海未「もしかすると…半沢さんでしょうか」
穂乃果「知ってるの!?」
海未「ええ」
海未「私たちμ'sを全面的にサポート頂いている銀行の方です」
穂乃果「そうなんだ…」
穂乃果「………信頼できる人…?」
海未「…少しは信頼できるかもしれない、と当初は思っていました」
海未「ですが、訂正します」
穂乃果「…?」
海未「間違いなく信頼できる方です」
海未「彼なら…音ノ木坂を本当に変えてくれるかもしれません」
366: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/25(日) 11:03:46.47 ID:V6ngEISe
本日はここまでです
367: 名無しで叶える物語(SIM) 2020/10/25(日) 11:16:15.22 ID:HUY+65PZ
無駄に良いストーリーすぎて草
368: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/10/25(日) 21:20:08.40 ID:h08aCy0C
ちゃんと花との会話も入れるとこ好き
369: 名無しで叶える物語(茸) 2020/10/26(月) 15:31:40.45 ID:4izZsfG7
半沢さん信頼されてる
375: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/30(金) 07:35:16.57 ID:DAlIpn7X
■ 放課後@UTX屋上
ガチャ
凛「あー!半沢さんだー!」
半沢「お疲れ様です、星空さん」
穂乃果「あ、この人が…」
海未「穂乃果、ご紹介します」
海未「こちらが先ほどご説明した東京中央銀行の半沢直樹さんです」
半沢「お待ちしていました、高坂さん」
穂乃果「す…すみません…!!」
穂乃果「この前雪穂が失礼な事を言っちゃったみたいで…」
半沢「雪穂…」
半沢「ああ、高坂さんの妹さんですね」
穂乃果「はい…」
半沢「とんでもありません」
半沢「姉想いの良い妹さんではありませんか」
半沢「なかなか初対面の方にあそこまで強くは言えません」
穂乃果「」パァー!!
穂乃果「そうなんです!雪穂は凄いんです!」
穂乃果「この前も!
海未「穂乃果…調子に乗らない」
穂乃果「うっ…ごめぇーん」ウゥー…
ガチャ
凛「あー!半沢さんだー!」
半沢「お疲れ様です、星空さん」
穂乃果「あ、この人が…」
海未「穂乃果、ご紹介します」
海未「こちらが先ほどご説明した東京中央銀行の半沢直樹さんです」
半沢「お待ちしていました、高坂さん」
穂乃果「す…すみません…!!」
穂乃果「この前雪穂が失礼な事を言っちゃったみたいで…」
半沢「雪穂…」
半沢「ああ、高坂さんの妹さんですね」
穂乃果「はい…」
半沢「とんでもありません」
半沢「姉想いの良い妹さんではありませんか」
半沢「なかなか初対面の方にあそこまで強くは言えません」
穂乃果「」パァー!!
穂乃果「そうなんです!雪穂は凄いんです!」
穂乃果「この前も!
海未「穂乃果…調子に乗らない」
穂乃果「うっ…ごめぇーん」ウゥー…
376: 名無しで叶える物語(たこやき) 2020/10/30(金) 07:37:56.98 ID:DAlIpn7X
半沢「」ニッコリ
半沢「高坂さんのお話は以前から聞いていましたが」
半沢「実際にお話させて頂くと、はるかに魅力的ですね」
穂乃果「えっ…///」
半沢「貴方なら、μ'sなら」
半沢「音ノ木坂のこの状況を本当に変えてくれるかもしれません」
穂乃果「…」プッ
穂乃果「あははっ!」
穂乃果「朝に聞いた海未ちゃんのセリフと全く一緒!!」
海未「ちょっ…!穂乃果…!」
穂乃果「半沢さん!これからよろしくお願いします!」
半沢「ええ、こちらこそ」ニッコリ
ガチャッ
穂乃果「えっ?」
ツバサ「ようやく全員集まったみたいね」
穂乃果「あ…A-RISEのツバサさん…!?」
ツバサ「少し、お話をさせてくれないかしら」
半沢「高坂さんのお話は以前から聞いていましたが」
半沢「実際にお話させて頂くと、はるかに魅力的ですね」
穂乃果「えっ…///」
半沢「貴方なら、μ'sなら」
半沢「音ノ木坂のこの状況を本当に変えてくれるかもしれません」
穂乃果「…」プッ
穂乃果「あははっ!」
穂乃果「朝に聞いた海未ちゃんのセリフと全く一緒!!」
海未「ちょっ…!穂乃果…!」
穂乃果「半沢さん!これからよろしくお願いします!」
半沢「ええ、こちらこそ」ニッコリ
ガチャッ
穂乃果「えっ?」
ツバサ「ようやく全員集まったみたいね」
穂乃果「あ…A-RISEのツバサさん…!?」
ツバサ「少し、お話をさせてくれないかしら」
377: 名無しで叶える物語(茸) 2020/10/30(金) 18:21:57.58 ID:G7hhxWT5
何やら雲行きがあやしい
379: 名無しで叶える物語(光) 2020/10/31(土) 11:36:07.38 ID:29NcSTJq
ネジ工場から芸能事務所は笑った
期待
期待
382: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:01:46.92 ID:VbVrimES
本日のみ、投稿先が変更になります
383: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:03:42.30 ID:VbVrimES
■ UTX高校カフェ
真姫「屋上以外の場所は初めて来たけど、良いカフェね」
花陽「うんっ、見晴らしがすっごくいいね!」
凛「かよちんの家もばっちり見えるにゃ~」
にこ「ふふんっ、あったりまえでしょ~?」
にこ「なんてったってにこが憧れたUTX高校なんだもの」ドヤァ
希「にこっちが自慢げになるのはおかしいけどね」
ことり「あははっ…」
穂乃果「半沢さんは?」
海未「先程お電話が入ったようで」
海未「急遽、出かけられましたよ」
真姫「屋上以外の場所は初めて来たけど、良いカフェね」
花陽「うんっ、見晴らしがすっごくいいね!」
凛「かよちんの家もばっちり見えるにゃ~」
にこ「ふふんっ、あったりまえでしょ~?」
にこ「なんてったってにこが憧れたUTX高校なんだもの」ドヤァ
希「にこっちが自慢げになるのはおかしいけどね」
ことり「あははっ…」
穂乃果「半沢さんは?」
海未「先程お電話が入ったようで」
海未「急遽、出かけられましたよ」
384: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:06:00.94 ID:VbVrimES
絵里「それで、お話というのは」
ツバサ「ええ」
ツバサ「まずはμ'sの皆さん、活動再開おめでとう」
穂乃果「ありがとうございますっ!」
穂乃果「これから頑張りますっ!」
ツバサ「頼もしいわね」クスッ
絵里「私からも一度綺羅さんにお礼を言いたいと思っていました」
絵里「練習場所を貸して頂き、本当にありがとうございます」
ツバサ「うーん、駄目ね」
絵里「えっ」
ツバサ 「呼び方」
絵里「?」ポカーン
ツバサ「私たち、同じ学年でしょう?」
ツバサ「ツバサって呼んでくれて構わないわ♪」
絵里「あっ///」
にこ「ほ…ほんと…!?」
にこ「じゃ…じゃあ私もツバサって呼んでもいい…?」
ツバサ「当然よ?にこ♪」
にこ「」パァー
海未「…それで」
海未「何故私たちに練習場所を貸して頂けたのでしょうか」
ツバサ「…」
ツバサ 「ふふっ」
ツバサ「あなた半沢さんみたいね、園田海未さん」
海未「……」
ツバサ「ええ」
ツバサ「まずはμ'sの皆さん、活動再開おめでとう」
穂乃果「ありがとうございますっ!」
穂乃果「これから頑張りますっ!」
ツバサ「頼もしいわね」クスッ
絵里「私からも一度綺羅さんにお礼を言いたいと思っていました」
絵里「練習場所を貸して頂き、本当にありがとうございます」
ツバサ「うーん、駄目ね」
絵里「えっ」
ツバサ 「呼び方」
絵里「?」ポカーン
ツバサ「私たち、同じ学年でしょう?」
ツバサ「ツバサって呼んでくれて構わないわ♪」
絵里「あっ///」
にこ「ほ…ほんと…!?」
にこ「じゃ…じゃあ私もツバサって呼んでもいい…?」
ツバサ「当然よ?にこ♪」
にこ「」パァー
海未「…それで」
海未「何故私たちに練習場所を貸して頂けたのでしょうか」
ツバサ「…」
ツバサ 「ふふっ」
ツバサ「あなた半沢さんみたいね、園田海未さん」
海未「……」
385: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:08:17.49 ID:VbVrimES
ツバサ「何故私が貴方達に練習場所を貸したか」
ツバサ「簡単に言うと、貴方達μ'sに近づきたかったからよ」
穂乃果「えっ、私たちに?」
希「なんでウチらなん?」
ツバサ「国立音ノ木坂学院μ's」
ツバサ「貴方達は今、高ア連などから圧力をかけられていると聞いているわ」
穂乃果「…」
ツバサ「その情報が欲しい」
μ's「!?」
絵里「…何故かしら、ツバサ」
ツバサ「怖い顔しないで、絵里」
絵里「…」
ツバサ「説明順序が逆になってごめんなさい」
ツバサ「UTX高校A-RISEは今」
ツバサ「貴方達μ'sと極めて近い状況に置かれている」
μ's「……!!」
ツバサ「簡単に言うと、貴方達μ'sに近づきたかったからよ」
穂乃果「えっ、私たちに?」
希「なんでウチらなん?」
ツバサ「国立音ノ木坂学院μ's」
ツバサ「貴方達は今、高ア連などから圧力をかけられていると聞いているわ」
穂乃果「…」
ツバサ「その情報が欲しい」
μ's「!?」
絵里「…何故かしら、ツバサ」
ツバサ「怖い顔しないで、絵里」
絵里「…」
ツバサ「説明順序が逆になってごめんなさい」
ツバサ「UTX高校A-RISEは今」
ツバサ「貴方達μ'sと極めて近い状況に置かれている」
μ's「……!!」
386: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:09:44.19 ID:VbVrimES
海未「ま…まさか…」
ツバサ「この1ヶ月、おかしいと思う事がいくつもあって」
ツバサ「英玲奈とあんじゅに調べてもらっていたの」
ツバサ「流石に貴方達μ'sに対するものほど露骨では無いけれど」
ツバサ「A-RISEのラブライブ出場に対して人為的なものを感じざるを得ない」
穂乃果「そ…そんな…!!」
ツバサ「μ'sの皆さん」
ツバサ「A-RISEと協力してもらえないかしら」
ツバサ「私は」
ツバサ「『ラブライブ!』を取り戻したい」
ツバサ「この1ヶ月、おかしいと思う事がいくつもあって」
ツバサ「英玲奈とあんじゅに調べてもらっていたの」
ツバサ「流石に貴方達μ'sに対するものほど露骨では無いけれど」
ツバサ「A-RISEのラブライブ出場に対して人為的なものを感じざるを得ない」
穂乃果「そ…そんな…!!」
ツバサ「μ'sの皆さん」
ツバサ「A-RISEと協力してもらえないかしら」
ツバサ「私は」
ツバサ「『ラブライブ!』を取り戻したい」
387: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:43:23.23 ID:VbVrimES
■ 国税庁入口
黒崎「……」
タッタッタ
黒崎「…あら、あなた」
半沢「大和田から聞きました」
半沢「国税庁をお辞めになられると」
黒崎「…」
黒崎「…どうかしちゃったのかしらね、あたし」
黒崎「政府に楯つくなんて」
黒崎「あなたの行動が移っちゃったのかしら」
半沢「…」
黒崎「これであなたの顔を見ることも無くなるわね」
黒崎「じゃあね」スタスタスタ
黒崎「…」
黒崎「…」
ピタッ
黒崎「……」
タッタッタ
黒崎「…あら、あなた」
半沢「大和田から聞きました」
半沢「国税庁をお辞めになられると」
黒崎「…」
黒崎「…どうかしちゃったのかしらね、あたし」
黒崎「政府に楯つくなんて」
黒崎「あなたの行動が移っちゃったのかしら」
半沢「…」
黒崎「これであなたの顔を見ることも無くなるわね」
黒崎「じゃあね」スタスタスタ
黒崎「…」
黒崎「…」
ピタッ
388: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:45:28.85 ID:VbVrimES
黒崎「検査官じゃなくなったあたしから」
黒崎「最後に一つ教えてあげる」
黒崎「箕部と高ア連は繋がっているわ」
黒崎「『私立浦の星女学院』を調べなさい」
黒崎「あたしが言えるのはここまで」
黒崎「もうあなたしかいないのよ…」
半沢「…」
黒崎「本当に…あなたのことなんて大っ嫌い!」
黒崎「だから最後まで」
黒崎「私が大っ嫌いなあなたでいてちょうだい」
黒崎「半沢次長」スタスタスタ
半沢「…黒崎検査官!!」
ピタッ
黒崎「…」
半沢「…」ペコッ
黒崎「…」
黒崎「…」ニコッ
黒崎「最後に一つ教えてあげる」
黒崎「箕部と高ア連は繋がっているわ」
黒崎「『私立浦の星女学院』を調べなさい」
黒崎「あたしが言えるのはここまで」
黒崎「もうあなたしかいないのよ…」
半沢「…」
黒崎「本当に…あなたのことなんて大っ嫌い!」
黒崎「だから最後まで」
黒崎「私が大っ嫌いなあなたでいてちょうだい」
黒崎「半沢次長」スタスタスタ
半沢「…黒崎検査官!!」
ピタッ
黒崎「…」
半沢「…」ペコッ
黒崎「…」
黒崎「…」ニコッ
389: 名無しで叶える物語(奈良漬け) 2020/11/01(日) 08:45:42.61 ID:VbVrimES
続きます
390: 名無しで叶える物語(馬刺し) 2020/11/01(日) 11:12:57.33 ID:VBtxTuKg
全員の顔がリアルに浮かんでくるのがズルい
391: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2020/11/01(日) 12:30:08.95 ID:XajVbW3K
ここで沼津出してくるかぁ
すげえ展開だ
すげえ展開だ
392: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2020/11/01(日) 14:26:11.35 ID:3nRMXMF3
まさかの浦女Aqoursも参戦か
この話とは関係ないけどスルガ銀行のあれとかあわしまの運営権騒動とかは半沢っぽい事件だなぁと思ってた
この話とは関係ないけどスルガ銀行のあれとかあわしまの運営権騒動とかは半沢っぽい事件だなぁと思ってた
393: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/11/01(日) 23:51:21.66 ID:iKtK/27c
話が進展してきた
395: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/11/02(月) 23:02:46.78 ID:QH3+i8E2
浦の星も、大人達の利益の犠牲を強いられるのか
396: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/11/03(火) 19:47:48.75 ID:kf1ECRaO
熱い展開になってきた
397: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/11/04(水) 00:59:25.92 ID:i6PvmM+S
半沢さん、沼津出張か
398: 名無しで叶える物語(もこりん) 2020/11/04(水) 06:09:33.34 ID:Np5Otbwk
半沢さん虹ヶ咲学園の闇を暴いて同好会を救ってくれよ…頼む…
399: 名無しで叶える物語(もこりん) 2020/11/04(水) 12:32:47.90 ID:QFMeFt7A
行くかぁ静岡!をやってくれるとは
400: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2020/11/04(水) 23:26:51.93 ID:lE/f/ueG
高ア連の闇は深そうだ
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1600647339/